『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、“筋肉王子”で話題のタレント・武田真治が登場し、番組初となる体育の授業を行った。
【映像】武田真治が教える“最強の筋トレ”「初心者でも無理なく短時間でOK」(26分ごろ~)
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントの北斗晶、元AKB48の西野未姫、日向坂46の潮紗理菜らが出演。
最近、新型コロナの影響で自宅トレーニングをする人が増えているが、武田は「闇雲に回数をこなすことにこだわって十分な効果を得られないケースも多い」と指摘する。たとえば、腕立て伏せであれば「10~20回を3セット」やれば十分だという。
出演者らは「苦しいことを乗り越えるのが筋トレ」と口々に言うも、武田は「回数をこなす=筋トレではない」と主張。今回は「筋肉に裏切られないための授業」をテーマに、近畿大学准教授の谷本道哉先生監修のもと進めていく。
まずは”しくじり筋トレ”として、非効率的な腕立て伏せのVTRが紹介された。元体操選手の池谷直樹が高速で腕立てする映像に出演者らは歓声を上げるが、武田は「今のやり方で鍛えられる部分は根性だけ」とバッサリ。根性を先に鍛える筋トレは、運動そのものを嫌いになってしまう可能性があり、継続できない原因になりうるという。
効率的な腕立て伏せとして武田がおすすめするのは「フルレンジ・プッシュアップ」。手を肩幅の1.5倍になる位置に置き、2秒かけて胸がつくまで腕を曲げ、1秒で腕を伸ばす。体はまっすぐな状態をキープし、途中で小休止をしないことがポイントだ。難しければ膝をつきながらでもOK。この筋トレでは、大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋が鍛えられる。
また、高速で上がり下がりする「ヒンズースクワット」もしくじり筋トレの1つだという。これはインドの強豪レスラーのダラ・シンが日本プロレスに伝授した歴史があり、北斗も現役時代「100~300回はやりました」と明かす。
しかし、ヒンズースクワットはお尻の弾みや腕の反動を使うため、筋肉への負荷が少ないだけでなく、膝や腰への負担が大きい。武田が勧める「スローtoクイックスクワット」は、背中を伸ばして2秒かけてしゃがみ、2秒かけて立ち上がる。太ももは水平にし、立ち上がるときは膝を伸ばしきらないのがポイントだ。
このように正しいフォームで行えば「15回やれば十分」だという。現役時代、ヒンズースクワットばかりをやっていた北斗は「何だったんだ私の練習は!」とブチ切れていた。
なお、番組ではSNSで話題になっている「体幹トレーニング」についても言及。武田が「非常に(効果が)薄い筋トレ」と断言する理由とは? 外出自粛で筋肉が落ちてしまった人は、ABEMAビデオで正しい筋トレのやり方を確認しよう。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)