7月14日、東京・秋葉原にて映画『弱虫ペダル』のキックオフイベントが開催。永瀬廉(King & Prince)、伊藤健太郎橋本環奈、坂東龍汰、竜星涼栁俊太郎、菅原健、三木康一郎監督が登壇した。

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 永瀬演じる主人公は、地元・千葉から秋葉原にママチャリで通うアニメ好きの高校生・小野田坂道(おのだ さかみち)。あることをきっかけに自転車競技部に入部することとなった坂道が、そこで出会ったかけがえのない仲間たちの為にレースでの勝利を目指す、今年一番熱い青春ストーリーだ。

 今回は、坂道が地元・千葉からママチャリで通っていた秋葉原にチーム総北が初集結。早速、主演を務めた永瀬が劇中で使用していたママチャリに乗り颯爽と登場。久しぶりとなった愛車との再会に「撮影で使用した自転車だったので坂道に戻った気分になりました」と話し、盛り上がりを見せる中イベントはスタートした。

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 今作で自転車競技に初挑戦したことについて、永瀬は「やるしかないと思いました。暑かったり、寒かったり、雨が降る中だったりとさまざまな状況での撮影は過酷でしたが、みなさんの協力で作品が完成して今は安心感があります」と苦労しつつも最後まで懸命に走りぬいたことを回想。一年生エースである今泉役を演じた伊藤も「体力というよりも気持ちでどれだけ行けるかという状況でした。苦しい表情もあると思いますが、それもお芝居の域を超えたものなのでぜひ観ていただきたいです」と自信をのぞかせた。マネージャーの幹役を演じた橋本が「近くで見ていてとても過酷だなと感じました。本当に急な坂を上っていて、過酷すぎて胸が痛む思いをしました」と撮影中の様子を熱く語っていると、監督が「あなたは楽しんでたよね」とカットイン。橋本は「それは監督ですよね!みんなきつそうだよねって笑ってました」とすかさず反論し会場を沸かせた。そんな橋本について永瀬は「撮影現場で橋本さんが元気づけてくれて、テンションがあがりました!」と役柄そのままに撮影現場を盛り上げた彼女の手腕をほめたたえた。

 ハードな撮影について三木監督は「最初はCGを使った撮影をしようとしたのですが、全員にやってもらおうと思い直しました」と衝撃の告白。伊藤が監督から「本気できついからマジで練習しなよ」と言われたことを話すと、永瀬は「CGという案があったことすら知らなかった」と驚きの表情を見せた。

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 そして、本作のコピーである「青春を走れ。希望をつなげ。」にちなみ、チーム総北のメンバーが青春にまつわる裏話を披露。永瀬は「高校生の頃、海辺で朝まで過ごしたら雨が降ってきてレジャーシートでしのいだ」という青春らしいエピソードを披露。伊藤も「車で海に行って何もせず帰ったりしましたね」と海にまつわる思い出を続けた。坂東は「電車通学で見かけた女性に一目ぼれし、3年間片思いしていた」という甘酸っぱい恋の話は披露。橋本は「仕事で福岡と東京を往復していて、今どっちにいるかわからなくなったりするくらい忙しかったのですが、そんなときにお弁当を作ってくれる友達がいて嬉しかった」と当時の友達関係を振りかえった。

 永瀬は伊藤、坂東の1年生チームで神社へ参拝したエピソードを紹介。「恋みくじをひいたら、(永瀬は)『大吉』が出て」と切り出すと、坂東が「自分は『小吉』だった」と続け、伊藤が「2人の真ん中だったので『中吉』だな」と息ぴったりな掛け合いを見せ、永瀬が「その後にコンビニで傘買ったり、焼き肉いったり…。あれは青春でした」と撮影中の思い出を笑顔で語った。

 最後に、永瀬が「全力で自転車に挑んで、ロードレースの疾走感を大事にしました。青春の尊さやがんばろうという気持ちを思い出させてくれる作品になっていると思うので、みなさんぜひ観てください」と堂々と締めくくり、『弱虫ペダル』旋風のさらなる強まりを予感させるような熱い盛り上がりの中で、イベントは幕を閉じた。

(c)2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 (c)渡辺航(秋田書店)2008

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1ページの恋
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