次世代K-POPアーティスト誕生の過程を描く観察型リアリティー番組『I-LAND』が7月10日(金)ABEMAにて放送され、I-LANDから降格される6人が決定、さらに早くも次なる過酷なテストが提示された。

発表された6人の降格者、号泣するメンバーも…次なるテストは?視察に来たRAIN、ZICOは憤りをあらわに『I-LAND』#3
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 『I-LAND』は、CJ ENMのコンテンツ制作能力と、BTSTOMORROW X TOGETHERを生み出したアーティストプロデュース力を持つBig Hit Entertainmentが、次世代K-POPアーティストの発掘と育成のために2019年3月に設立した合弁会社BELIFT LAB(ビリーフラボ)の最初のプロジェクト。舞台となるのは外部から遮断されたハイテクシステム搭載の巨大な建物で、理想のアイドルを誕生させるために3年間の企画と製作期間が投じられた。「トレーニングから生活、そしてステージ」をも可能とするこの建物の中で、世界各国から集まった志願者たちが、生き残りをかけた真剣勝負を繰り広げていく。サバイバルの行方を別部屋から見守るプロデューサーは、歌手のRAIN、ZICO、パン・シヒョクの3人。ストーリーテラーは俳優のナムグン・ミンが務める。

 前回の放送ではI-LANDの12人が初のテストパフォーマンスを行い、その結果6人がグラウンドに落ちることになった。12時間後にアイランダー自ら、この6人を決めないとならない。グランドにもこのことが告げられると、「半分が落ちる!?」「多くても3、4人だと思ってた…」と衝撃の声を上げるノ・ソンチョル、チェ・ジェホ、チュ・ジミンらグラウンダーたち。6人が落ちるということは、グラウンドから6人がI-LANDに補充されることになる。

降格が決まった6人は涙

発表された6人の降格者、号泣するメンバーも…次なるテストは?視察に来たRAIN、ZICOは憤りをあらわに『I-LAND』#3
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 先に匿名で公開された各点数は最高が75点、最低が40点だったが、アイランダーたちは自分のテスト結果だけ知ることができ、最高点数をとったのはヤン・ジョンウォンだった。審査員たちも「発展の可能性がある」と激褒め。本人は自分が最高点と知るとびっくりした表情を見せていたが、「安堵した」とコメントした。もう一人審査員から「ステージでとても集中していると感じた」と評価されていたのは、70点を獲得したダニエルだった。

 一方、「自分がセンターをだったせいでチーム全体がこんな結果になったのではないか。ヒスンがセンターだったらチームはもっといい点だったんじゃないか」と苦悶していたニキは65点。そして最低点の40点はジェイクだった。本人も点数を見る前から「高い点数を受けられるかわからない」と不安そうだったが、審査員は「ダンスも身についてなかった」と厳しい評価を下していた。ジェイクは自分の点数を知ると、「僕が最低点だったので(チームに)申し訳ない気持ちになった。恥ずかしい気持ちも大きかった」と辛そうな表情を見せていた。

 とはいえ点数が低いからといってグラウンドに落ちるわけではない。あくまで落ちる人は皆の投票で選ばれる。そして投票の結果、6人の降格者が発表された。

 まず名前を呼ばれたのは11票が入ったイ・ヨンビン。「衝撃はある程度受けた。僕以外、全員僕を選んでいるわけだから。やっぱりがっかりしたし寂しかった」と後に心情を語っていた。次に呼ばれたのは、プロデューサーからの点数は70点と高得点だったダニエル。11票入ってしまい、「70点だったのに降格された。とてもショックだった」と辛い気持ちを明かす。続いて10票だったジェイクは「6人落ちるので、当然その中に含まれるだろうとは考えていた」、9票のジェイは「6人は半分で大きい数字なので、もう仕方がないという心境だった」、さらにニコラス8票、そしてセンターを務めたニキ8票という結果となった。

 結果を受け止め、アイランダーたちと互いに抱き合い、涙を流しながら「また戻るよ」「必ず上がってきて」と声をかけあうとグラウンドに去っていった降格者たち。I-LANDにはイ・ヒスン、パク・ソンフン、ケイ、イ・ゴヌ、ヤン・ジョンウォン、チェ・セオンの6人が残った。

 一方、複雑な思いで待っていたグラウンダーたちは、降格した6人がやってくると、「会いたかったよ!」「大変だった?」と声をかけながら優しく迎え入れていた。グラウンドに落ちてきた6人と入れ替わりでグラウンドから補充される6人は、審査員がグラウンダーたちの課題映像を見て評価し選ぶ。結果、グラウンドからは、キム・テヨン、チョン・ジェボム、ピョン・ウィジュ、キム・ユンウォン、キム・ソヌ、タキの6人が昇格。そして早くも次のテストの内容が発表された。

次の課題は「チームワーク」

 次のテストで見るのは「チームワーク」。その意図をプロデューサー陣は、「最初のテストは“出会い”というテーマで、お互い合わせることをした」「2回目のテストではチームワークを強化する。そしてパフォーマンスの難易度を高めたい」と語る。テストの課題曲はBTSの「FIRE」。メンバーからは「一人でもバランスが合わないと崩れてしまう構成。それだけチームワークが必要なパフォーマンス」「とても難しそう…」と心配そうな声が上がる。運命のテストパフォーマンスは6日後にI-LANDで行われることが発表された。アイランダー、グラウンダーそれぞれがチームとなって同じ課題を練習するが、I-LANDからの降格者がいない場合は、グラウンドメンバーのステージは行われない。

 また前回同様、今回のテストも「連帯責任」が原則だ。個人の点数の平均がチームの点数となり、その点数でグラウンドへ降格する人数が決まる。そして誰を降格するかはアイランダー自身が選ぶ。さらに今回は、テストの結果、個人点数が最も高かった人間は「降格の免除権」が与えられることも併せて発表された。これは本人を含めた全てのアイランダーに適用され、免除権を行使した場合、次の退場候補者がグラウンドに退場となる。

 テストの内容とルールが伝えられると、すぐさまパート決めに。グラウンドではパート決めの経験がないグラウンダーたちに、アイランドから降格してきたジェイが「皆の意見を合わせると答えが出ない。だからリードしてくれる人を一人決めた方がいいと思う」と提案。そして皆から頼まれ、ジェイがリード役を務めることになった。またセンターはダンスのうまさが重要ということで、二人組になって皆の前で踊りを見せあうグラウンダーたち。チョ・ギョンミン、ハンビンら元からグラウンドにいたメンバーは、元アイランダーたちのうまさに力量の差を感じているようだった。結果、1番をジェイ、2番をニキと、I-LANDから落ちた二人がメインを張ることになった。

発表された6人の降格者、号泣するメンバーも…次なるテストは?視察に来たRAIN、ZICOは憤りをあらわに『I-LAND』#3
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 一方I-LANDでもパート決めが進む。チェ・セオンが、「1番のセンターは最もチームワークの中心になる人がいい。比重も多いし、前回の経験で1番がうまくいかないと半分以上(チームの)点数が削られると思った」と持論を述べ、前回ニキの前に1番を務めていたイ・ヒスンを推薦。ケイらも「僕たちの中でヒスンが一番うまくできる」「ダンスも歌もできて、しかも不足している部分がない」と賛同し、ヒスンがセンターを務めることに。そして2番はケイ、3番はヤン・ジョンウォン、4番はイ・ゴヌと、メインのパートはもともとI-LANDにいたメンバーたちで次々に決まっていき、グラウンドから上がってきたメンバーはほぼ出番が少ないパートを担うことに。元グラウンダーのキム・ソヌやチョン・ジェボムは、「自分はグラウンドから上がってきたばかりの存在だし…」「自信がないから上手な人に」と名乗り出づらかったようだ。またグラウンドから上がってきたメンバーたちはその後I-LANDの中を見て回りながら、グラウンドとは対照的な豪華な設備に感動しつつ、「嬉しいことばかりでない気もする」「嬉しさはあるけど慣れない」「見学者として来たような感じ」と、ここにきてグラウンドに情が移ったという声も出ていた。

 パートが決まると、時間もないため早速練習に励むメンバーたち。しかしグラウンドでは「睡眠時間を削らないといけない危機的状況」、逆に「体調管理が最も大事」という声も上がり意見が割れる。I-LANDから来たメンバーとしては、「実力あるアイランダーたちが(前回)あんなに頑張ったのに、グラウンドの人間はそこまで頑張ってないのが理解できない」「この状態だったらI-LANDに戻れない」とI-LANDでの過酷さを経験しているからこその厳しい意見も。

 I-LANDもその日は個人練習となり、グラウンドから来たメンバーの中には「元々I-LANDにいた人に比べると(自分は)覚えるのに時間がかかる」「一緒に練習できなかったから心配」と不安の声が上がっていた。

視察に来たRAIN、ZICOの厳しい意見に志願者たちは呆然

 そんなある日、グラウンドの様子をRAINが視察に訪れた。グラウンドのリーダーはニキとジェイであることを聞くと、「I-LANDから来た子たちだね。ということは、グラウンドにいた子たちは何をするの?」と感想を漏らしつつ、現段階のパフォーマンスを見せるよう指示。グラウンダーたちのパフォーマンスが終わると、それまで黙って見つめていたRAINからでた言葉は「今、僕は戸惑っている」だった。

 「お互いに顔色を伺いながら、自分はどこにいるのか周りも見えてない。動線チェックもできてない。ジェイ、君は(タワーのパフォーマンスで)チャレンジしようともしないで、『危険だから』とやらなかったね。それは礼儀がない行動だと思う。これでは理解されないよ、視聴者たちに」と厳しい言葉を投げかけた。「危ないからできないって言ったけど、そこを前提にしていること自体が礼儀に欠けている」。RAINの厳しいコメントにジェイも神妙な面持ちで謝っていた。

 RAINからのフィードバックを受け、危険なシーンも含めて新たな気持ちで練習を始めたグラウンドメンバー。成功するとRAINは「できたじゃないか!みんなしっかり受け止めてたよね。そして君も皆を信頼してチャレンジしたから十分絵になっていた」と力付けていた。ジェイは後にこの時のことについて、「RAINさんからのフィードバックを受けることができて、希望が感じられた」と振り返っていた。

一方I-LANDにはZICOが他の審査員メンバーらとともに訪れた。憧れのアーティストが目の前に現れ、緊張と喜びを見せるアイランダーたち。しかしアイランダーたちのパフォーマンスを見るとプロデューサー陣は「本当に最悪の最悪だったと思う」とこちらも厳しい言葉が。「(君たちが)今何をやっているかわからない。列も合わないし、動作も合ってない。そして知りたいんだけど、タワーや、一緒に振り付けしたり、そういうのはなんでやってないの?」。

 この質問に、リーダーのヒスンが、全体的に息を合わせるのも大事だが、個人の評価が平均になってチームの点数になるので個人の実力にフォーカスを当てたいと思って練習してきたことを伝えると、審査員らは「私たちは“協力”がテーマとなるこのステージで、本当に見なければいけないことが見れなかった」とバッサリ。この言葉にヒスンは「まずは恥ずかしいパフォーマンスを披露したことについて本当に申し訳なく思った」と反省していた。

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遂に始まった、3分のパフォーマンス

 そしてついにパフォーマンスの時がやってきた。3分のパフォーマンスで運命が決まる。衣装も照明も本番さながらに準備された中、早速始まったアイランダーたちのパフォーマンスを、時折笑顔や驚嘆の声も見せながらじっと見つめる審査員チーム。最後、ヒスンのキメ顔でパフォーマンスが終わると、まずZICOが「僕はヒスンの最後のあの表情が、今日僕たちが一番注目すべきポイントだったと思う」と絶賛。RAINも「期待したよりうまかった。協力しないといけないチームワークダンスも良かった」、他の審査員も「タワーも、不安定だったけど悪くなかった」「個人的に魅力をアピールできるように表情を管理した方がいいとアドバイスしたけど、少しずつ表現されていたと思う」と好評価なコメントが続いた。また点数をつける段になると、「僕はヒスンの最後の目から発展の可能性が見えた」(RAIN)、「本人がカメラを見てどんな姿で映るかわからない状態で表情を作った。高い点を与えたい」(ZICO)と再びヒスンの最後の表情が話題に。他にも「ケイは悪戯っぽい表情が良かった」「タキは頑張っている。意外と表情が不自然なんだけど、それがいいなと思う」など個々人への評価コメントも出された。

 アイランダーたちのパフォーマンスをグラウンドからモニターで見ていたグラウンダーたちも「本当にうまかった」と圧倒されつつ、I-LANDから降格者がいないとグラウンダーはステージに立てないため、不安げな表情も見られた。

 そしていよいよ点数が発表された。匿名で点数が順に掲示されていくと80点以上の高い点数が続き「50点以下がいない」と喜ぶ声も。審査員からも「歴代最も高い点数ですね」「今日の点数はグラウンダーたち危ないね」との言葉が出ていたが、最終的な平均点は退場者が出る点数だったことがグラウンダーたちに伝えられた。それと同時に、希望と緊張とともにI-LANDに移動したグラウンダーたちの渾身のステージが始まった…。

 果たしてこのテストで何人のアイランダーが降格となり、そしてグラウンドからは誰が昇格するのか!? 次回『I-LAND』#4は、7月17日(金)よる11時~日韓同時・独占無料放送。

【日韓同時・独占配信】I-LAND - 本編 - PART1 #3:脱落、そして復活。 | 無料で動画&見逃し配信を見るなら【ABEMAビデオ】
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