『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、芸人の永野が登場し、「自分に自信がなく変な人ぶっていたら一人ぼっちになっちゃった先生」としてしくじり授業を行った。
【映像】イケメン! “変わり者アピール”をしていた当時の永野(12分ごろ~)
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントの井口綾子、日向坂46の高本彩花、女優の岡本夏美らが出演。
変わり者アピールをするために奇をてらった行動をし続け、所属事務所を事実上解雇された永野。日雇いの仕事で食いつなぐ生活を送っていたが、あるとき、ライブ仲間が「行くところがないんだったらウチの事務所に来ませんか?」と、サンドウィッチマンが所属する事務所に誘ってくれた。
「もう一度がんばろう」と決意した永野は、これまでの独りよがりな意識を捨て、ブレイクのきっかけとなるラッセンネタを生み出した。ラッセンネタは偶然生み出せたものではなく、狙って作ったネタだった。曲を聴いたとき「一発屋のリズムネタっぽい」と自分でも笑ったが、同時に「こういうネタをバカにしてる時点で違う」と考えを改めた。
このラッセンネタでブレイクした永野だったが、注目を集めた理由として「ある1人の恩人のおかげもある」と告白。
もともとラッセンネタは「別の内容だった」といい、伊東四朗や斎藤工らが司会を務めた「日10☆演芸パレード」で披露したところ、1週目でウケが良く合格したが、2週目で落ちてしまった。斎藤は永野のネタについて、オンエア上ではボロクソに言ったが「衝撃が走った」とも言ってくれたという。
その後、斎藤はドラマ「昼顔」をきっかけにブレイクしたが、永野は売れないまま。そんなとき、斎藤が監督したお笑い映画「バランサー」のオファーが来て、出演することになった。初めてラッセンの内容でネタを披露したところ、斎藤から「こっちの方がおもしろいじゃないですか!」と絶賛され、それからはライブでもラッセンの歌詞でやるようになった。
さらに、感謝の気持ちを込めて、斎藤の誕生日に永野が自分のネタを集めて作ったDVDをプレゼントしたところ、斎藤はそれをコピーしてさらに編集したDVDを作り、俳優仲間に配って宣伝してくれた。
最後に、自分のように変わり者アピールをしている人へ向けて、永野は「最初からなりたい自分になれている人はいない。みんな努力してなりたい自分になった」とメッセージを送った。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)