『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、麒麟の川島明が登場し、ロッテのチョコレート菓子「ビックリマンチョコ」のしくじりについて授業した。
【映像】日向坂46・加藤史帆も「めちゃくちゃ怖い」初代・どっきりシールの絵柄(10分ごろ~)
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、女優の井桁弘恵、元AKB48の宮澤佐江、日向坂46の加藤史帆らが出演。
1985年~90年代はじめにかけて子ども達を大熱狂させたビックリマンチョコには、大ヒットするまでに約8年間しくじり続けた苦悩の歴史があった。
初代ビックリマンチョコの「どっきりシール」をはじめ、「ウッシッシール」「ジョーダンシール」など、9代目までさまざまなコンセプトのシールを開発したが、代を重ねるごとに売り上げは低迷。とうとう販売打ち切りの危機に陥ってしまった。
川島の授業によると、開発チームは上層部に乗り込み「最後にもう一度勝負をさせてください」と直談判。ラストチャンスを掴んだ。そして「本当に子どもがビックリするものは何だろう?」と改めてアイデアを出し合い、試行錯誤をくり返す中で「直接子どもに意見を聞いていなかった」という大きなしくじりに気づいた。
学校や公園で遊ぶ子ども達を調査した結果、子ども達が遊びの中で夢中になっていた共通性は「ストーリー」だと考え、ストーリー性のあるシールを作ることになった開発チーム。これまではシール1枚で完結していたが、「点ではなく線の商品」というコンセプトに変更した。
そして誕生したのが、現在でもよく知られている「悪魔VS天使」シリーズだ。シールの素材、ストーリー性、何が出てくるかわからないワクワク感、希少性のあるキラキラシールでレア感を演出など、こだわりを詰め込んだ渾身の商品となった。
結果、「悪魔VS天使」シリーズは、売り上げ年間4億個の大ヒットを記録。川島は、ビックリマンチョコのしくじりから学べることとして「お客様の声を聞けば、ビックリするいいヒントを得られる」と教訓を語った。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)