将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が7月20日に行われ、森下卓九段(54)が中川大輔八段(52)に115手で勝利した。森下九段はこの後、午後7時から阿部健治郎七段(31)と対戦する。
タイトル挑戦6回、棋戦優勝8回などの実績を誇る森下九段は、ともに50代の中川八段との一局に、相居飛車から進行。積極的に仕掛けると、要所では自陣に手を入れ、終盤でも中川八段の反撃に対して金を3枚使った強固な囲いを作る激辛ぶり。絶対に勝ちを逃さない指し回しで勝利をつかんだ。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太七段が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)