次世代K-POPアーティスト誕生の過程を描く観察型リアリティー番組『I-LAND』#5が7月24日(金)ABEMAにて放送され、I-LANDとグラウンドの代表者によるダンス&ボーカル対決は予想外の結果に。アイランダーとグラウンダーの明暗をくっきりと分けることになった。

泣き崩れるメンバーたち…運命を分けたダンス&ボーカル対決の結果は?そしてRAINが見せた怒り「グローバルスターに本当になれるの?」
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 『I-LAND』は、CJ ENMのコンテンツ制作能力と、BTSTOMORROW X TOGETHERを生み出したアーティストプロデュース力を持つBig Hit Entertainmentが、次世代K-POPアーティストの発掘と育成のために2019年3月に設立した合弁会社BELIFT LAB(ビリーフラボ)の最初のプロジェクト。舞台となるのは外部から遮断されたハイテクシステム搭載の巨大な建物「I-LAND」で、理想のアイドルを誕生させるために3年間の企画と製作期間が投じられた。「トレーニングから生活、そしてステージ」をも可能とするこの建物の中で、世界各国から集まった志願者たちが、生き残りをかけた真剣勝負を繰り広げていく。サバイバルの行方を別部屋から見守るプロデューサーは、歌手のRAIN、ZICO、パン・シヒョクの3人。ストーリーテラーは俳優のナムグン・ミンが務める。

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 現在I-LANDには、イ・ヒスン、パク・ソンフン、ケイ、ジェイク、チョ・ギョンミン、ジェイ、イ・ゴヌ、ヤン・ジョンウォン、ピョン・ウィジュ、チョン・ジェボム、チェ・セオン、イ・ヨンビンの12人が、グランドには、キム・ソヌ、ダニエル、ハンビン、タキ、チュ・ジミン、ニコラス、キム・テヨン、キム・ユンウォン、チェ・ジェホ、ニキ、ノ・ソンチョルの11人が所属する。

大接戦のボーカル対決、結果は?ダンスバトルもスタート

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 前回の放送では3回目のテストが行われた。I-LAND、グラウンドとも歌とダンスの精鋭を5人ずつ選び、それ以外のメンバーは代表者によるガチ対決に自分たちの運命をあずけることに。最初のボーカル対決は、審査員から「安定していたのはI-LANDチーム」「音楽はグラウンド。息があっていた」などそれぞれ評価が上がったが、最終的にI-LANDが81点、グラウンドは74点で、I-LANDの勝利となった。しかしボーカルで勝ってもまだ安心はできない。ダンスチームの得点も合計した上で、勝負が決まるからだ。審査員たちからも「現在グラウンドは7点ビハインドだが、ダンスバトルで逆転できる範囲内」と指摘が上がる。

 ダンス対決は、グラウンドチームから始まった。ZICOも「ボーカルの結果が出ている状態なので、グラウンドのダンスチームはとても緊張していると思う」と推測する中、渾身のステージを見せるグラウンドチーム。対戦相手の踊りを見守るI-LANDチームからは「ニキは本当にうまい」とため息が漏れていたが、RAINも「ニキはあんなに幼い表情と体をしているのに、どうやってあんなパワフルな感情を出せるのか。(ニキには)92、93点あげたい」と大きな評価が出ていた。

 続いて始まったI-LANDチームのパフォーマンス。I-LANDチームは元々ケイ、ジェイ、ヤン・ジョンウォンの3人だったが、ジョンウォンからパク・ソンフンにメンバー交代したことが審査員チームの間でも話題になっており、「ケイ、ジョンウォン、ジェイの組み合わせがとても良かったのに」とジェイが外れたことを意外がっていたが、実はこれには練習期間中の葛藤があったようだ。

 数日間与えられた練習期間に、それぞれの営は相手の練習風景をモニターで見ることができる時間がある。グラウンドのダンスチームの練習を見ていたI-LANDチーム、そして特にケイが、グラウンドのニキのうまさに脅威を感じていた。さらに、ジェイがいくら練習しても上手くできないパートがあったこと、そして個人練習をしていたソンフンがうまいことに気づいたケイ。グラウンドに勝たないと降格者が出る今回の戦いで、「ジェイよりソンフンの方が適任なのでは」と、ダンスリーダーとしてI-LANDメンバーのためにも悩んだ思いを後に明かしている。

 そして皆にも相談し、再度ジェイとソンフンのダンスを見た上で多数決を取り、ソンフンになったというのがメンバー交代の裏にあったドラマだった。結果が決まった後、練習室に一人でいたケイの元を訪れたジェイ。ケイに「グラウンドにいる時から一緒にダンスしたかったし、本当に感謝している」(ジェイ)、「ここまでがんばってくれたのに本当にごめん」(ケイ)と、泣きながらお互い抱き合う場面も見られた。

悔しさをにじませるグラウンダーたち、泣き崩れるメンバーも

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 そんなジェイの思いも胸に、皆の運命を背負って今できる最高のダンスを見せようと自分たちのステージングを見せたI-LANDダンスチーム。踊りを見ていた審査員らは、「(ダンスの)ジャンルが変わるたびに表されるバイブスがあった。ケイの表情はガラリと変わっていた」(ZICO)、「(前回)ヒスンがやっていた役割をケイが担っていた。“ハロー”の振り付けはどうやって考えたか聞いてみたい。バランスをしっかりとっていてインパクトがあった」(RAIN)と特にケイのパフォーマンスを絶賛。また「ジョンウォンも最初の動きがのびやかで自信があるように見えた」「(交代した)ソンフンを心配したが、うまくやっていた。自分ができる大きな武器をこのチームに貢献したいと思っていることがとても良かった」と他の二人についても評価するコメントが出ていた。その上でI-LAND、グラウンド合わせ、「この子たちは日々発展していることがありがたい」「自分たちの意志に従ってやっている。今回本当に成長している気がする」と審査員からも感銘の声が漏れていた。

 運命を分けるダンス対決の結果は、I-LANDが73点、7点ビハインドのグラウンドは65点。総得点は、I-LANDが154点、グラウンドが139点で、I-LANDチームが勝利したことで、今回のテストで降格者は出ないという結果になった。逆転することができなかったと涙を流し肩を落とすグラウンドのダンスチームに駆け寄り、「よくやったよ」とねぎらうボーカルチーム。そしてI-LAND、グラウンド双方が「すごく上手だったね」「本当にかっこよかった」「またI-LANDで会おう」とお互いに抱き合いながら、健闘を称え合っていた。

 今回のテストでI-LANDに上がれるチャンスを掴むことができず、落ち込んでいたグラウンダーたちの元へ、RAINとZICOが励ましに訪れた。「お疲れさま」とまず声をかけると、「点数の差がそこまで大きかったわけじゃない。皆よくやった。大丈夫だよ、まだ終わりじゃないから。そうでしょ?」と励ました。

 そしてボーカルのキム・ソヌとダニエルに「少し残念だったのは、二人ともすごくうまかったけど、もっと安定的に歩くこともできた」(RAIN)、そしてダンスチームのニキ、ニコラス、チェ・ジェホには「最初センターの位置があってなかったよね。見た? そういうの見ておかないと。もしセンターが違ったら、『センター!』って叫んで教えてあげないと。パフォーマンスをする時はジャンルが本当に多様だから、曲の雰囲気も変わる。でも君たちの雰囲気は一貫してた」(ZICO)、「(I-LANDの)ケイの踊り見たよね? ガラリと雰囲気を変えていた。そういう駆け引きのような感じは大事だよ。でも3人とも本当によくやった」と熱い励ましの言葉で皆を鼓舞していた。グラウンダーたちは涙を見せる者もありつつ、大先輩からの胸を打つ言葉と丁寧なフィードバックを真摯に受け止めていた。

次は「最後の12人」が決定する重要なテスト

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 そして次のテストが発表された。このテストで「最後の12人」が決定し、この12人が本格的なデビュー競争前である“次のパート”に進出することができる。今回は連帯責任ではなく、アイランダーの選択、プロデューサーの選択、そしてグローバル視聴者の投票によって次のステップに進む12人が決まる。I-LANDから降格される人数は6人。これは、アイランダーの選択によって3人が、プロデューサーの選択によって残りの3人が決まる。降格された6人はグラウンダーと一緒に、この日から始まるグローバル視聴者の投票を待つことになる。つまりグラウンドにいる人間は、グローバル投票でしかI-LANDに上がれない。しかもその数は6枠。予想もしなかった厳しいルールに困惑する様子を見せる志願者たち。

 I-LAND、グラウンドにそれぞれ課題曲が提示された。今回のテストのテーマは「覚醒」だとプロデューサーのパン。「まるでステージにデビューする感じで、自分が誰かを知って、自分を信じて欲しいというテーマです」とその意図を語っていた。

意見が飛び交うパート決め「センターをやってみたい」

 早速パート決めに。今回のルールを踏まえ、「個々人がしっかりやって上手く見せた方がいい」と考えるアイランダーたち。パート表を見ながら「1番はすごく分量が多いね」「5番も大事」と意見がでる。そしてケイが、「今までセンターはやったことがなかったけど、振り付けを見て、僕が好きなスタイルだからセンターをやってみたい」と1番に手をあげた。他にやりたい人はいるか聞くと、控えめに手をあげたのがチョ・ギョンミンだった。ギョンミンは、「個人的にずっと後ろのパートだったので、最後のテストなので自分がやりたいことを全部出し切りたい。脱落してもセンターに立ってみたいと思った」とその時の思いを後に明かしていたが、多数決の結果、ケイがセンターに。その後もやりたいパートに挙手制で、複数いたら多数決という方法でどんどんパートが決められ、ギョンミンは最終的に最後の12番のポジションとなった。「正直すこし悲しい気持ちにもなった。でも12番もサポートする大事な役割なので、1番をしっかりサポートできるようにしたい」と複雑な胸中を明かしつつ決意を見せていた。ちなみにセンターの次に重要なパートと言われていた5番は6人が立候補する人気ぶりだったが、多数決でヤン・ジョンウォンに決まった。

 一方のグラウンドは、I-LANDに上がれるのはグローバル投票の結果次第となるので、少しでも目立つパートをやりたいという思いがどうしても出てくる。こちらもやりたいパートに挙手&複数いたら投票制で決めていき、ハンビンが1番、タキが5番となった。今回の振り付けは、これまでのテストの中でもっとも難易度が高いと感じたグラウンダーたち。しかしテストのルールが連帯責任ではないため、「今回は団体的には息を合わせるだけで、あとは個人の練習に集中しよう」という声や、これに対して「わかるけど悲しい」「覚えるのが苦手だから不安」という者も出るなど課題に対する向き合い方が割れる。またこれまでチームのダンスをリーダー的に見てきたニキも、「今回I-LANDに上がれなかったら自分がデビューできないので自分の練習を優先したい」という思いも。しかし「チームのことを考えると自信がない子もいるし悩ましい」とタキにどうしたらいいか相談する場面も見られ、苦悩している様子がうかがえた。

 同じようにI-LANDのメンバーも「評価方法が個人戦に変わったので、練習の雰囲気もチームワークよりは個人中心になった」「お互い顔色を伺うようなところも」など、今まで以上にストレスを感じているようだった。またI-LANDではダンスのリーダー的立場をジェイが求められ、何人かに教えたあと、陰で疲れきった様子を見せていた。

「グローバルスターにこれでなれるの?」憤りを見せるRAIN

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 そんな中、グラウンドにRAINが様子を見に訪れた。「I-LANDとグラウンドに視察に行く時は、グラウンドの方が0.1%くらいより愛情が湧く感じがする」とグラウンダーたちに本音を漏らしながら、「この最後のテストにどんな考えをもって練習しているか聞かせて欲しい。誰から?」と問いかけると、誰も答えられないグラウンダーたち。その様子にRAINは「このパートでリーダーは? いないの? そんなんだとI-LANDに行けないよ?」とみるみる表情が険しくなった。「I-LANDに行かないと!目を見てもすでに君たちは負けている。どうしたいの? 最後のファイナルだよ?」「『僕の計画はこれ』『僕がリーダーをやる』『僕の計画はこうだよ』、そうやって皆で話あった?」「できるって意思がないと。グローバルスターにこれでなれるの?」と厳しい言葉を続けるRAIN。そして「やろうという意思を誰かが見せないと。リーダーがとても大事。自分がいくら底辺でも、眼差しが生きて本当にやろうとする意思と自信があれば、10年、20年たってもきっと成功する」と力強く指針を示した。

 RAINが去った後、厳しくも愛情あふれる言葉をそれぞれが噛み締めていた様子のグラウンダーたち。それまで悩んでいたニキは皆を集めるとダンスを指導。自分の練習時間を削ってでもリーダーとしてやる覚悟を見せていた。

 そしてパフォーマンス当日がやってきた。まずはアイランダーたちがステージに向かう。その様子をモニターで見つめながら、「僕たちもこの中から3人降格者を決めないとならない。皆さん冷静な判断をお願いします」とRAINが審査員たちに告げた。

 果たして運命のテストを生き残る6人は誰か!? 次回『I-LAND』#6は、7月31日(金)よる11時~日韓同時・独占無料放送。

【日韓同時・独占配信】I-LAND - 本編 - PART1 #5:I-LAND vs GROUNDに決着 | 無料で動画&見逃し配信を見るなら【ABEMAビデオ】
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