日常生活でふと目にした光景が、コントのネタ元となることもある。『東京 BABY BOYS 9』のコント「そいや」も、加賀翔(かが屋)が実際に「そいや、そいや。来年はお祭りがあるといいね」と言いながら赤ん坊をあやすお婆ちゃんの姿から着想を得たものだ。
【映像】“お笑い第7世代”4組9名が作り出した爆笑コント「そいや」(1分ごろ~)
コント「そいや」も、喫茶「ウィーン」の中で「そいや、そいや。来年はお祭りがあるといいね」と言いながら赤ん坊をあやすお婆ちゃんのシーンから始まる。店内にはなんともしんみりとしたムードが漂うが、店員の加賀はそのおばあちゃんを元気づけようとしたのか「そいや」と言いながら神輿を担ぐ振りをする。
すると店内にいる上田航平(ゾフィー)も神輿を担ぐ振りをし始め、岡部大(ハナコ)、林田洋平(ザ・マミィ)、賀屋壮也(かが屋)も次々とそれに乗っかり店内はいつの間にかお祭り騒ぎに。喫茶店マスター役のサイトウナオキはお祭りのBGMをCDで流し始め、菊田竜大(ハナコ)は太鼓を叩く振りをし、酒井尚(ザ・マミィ)は打ち上げ花火のような効果音を出してよりお祭り感を演出した。盛り上がりもピークに達した頃、秋山寛貴(ハナコ)が店の扉を開けると、店内の謎の盛り上がりを目にして「お祭りやってる」と理解ある一言を発して扉を閉めた。最後は全員で「そいや」とポーズ。
加賀は会議で「これ実体験なんですよ。運動したいなと思って、走って少し休憩していたら赤ん坊に『そいや、そいや。お祭りやって欲しいね~』って言っているお婆ちゃんを見つけた。なので、このコントは『お祭りをやってあげたい』っていう僕の気持ち」と番組のメンバーに語っていたが、これを受けメンバーたちもアイデアが膨らんだようで、会議室は大きなお盛り上がりをみせていた。
上田は「幸せだわ~」と『東京 BABY BOYS 9』メンバー全員でコントを作れる喜びを語っていたが、視聴者にもその熱は伝わったようで「メイキング見て4組とも皆さんコントに捧げる情熱が半端ないなってとっても伝わった…」「充実した30分間でした!たくさんの豪華なスタジオコントやロケコントが見られて良かったです!特に『そいや』のネタが好きでした!」「みんなが生き生きと楽しそうにやってるのが伝わってくる。本当に素敵だと思う」などのコメントがSNS上に続々と到着していた。
(「東京 BABY BOYS 9」「東京 BABY BOYS 9 メイキング」#1より)