過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験を教えてくれる『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)。
【映像】堀江貴文、“壮絶10年”…逮捕当時の映像(7分20秒ごろ~)
今回ABEMAでは過去の名作をオンエア。実業家の堀江貴文が“世の中を舐めすぎて逮捕されちゃった先生”として登壇し、当時大反響を呼んだ授業を改めてお届け。番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑らが出演(※放送は2015年4月20日)。
元株式会社ライブドア社長で、「ホリエモン」の愛称で親しまれている堀江は、2005年、当時32歳で、ニッポン放送を1000億円で買収しようと試みた。当時ニッポン放送はフジテレビの筆頭株主だったため、ニッポン放送を買えば子会社としてフジテレビがついてくることになっていた。
1000億円という数字に堀江は「ギリ買えるな!」とポジティブだったと明かすと、出演者らは驚きの表情。ニッポン放送を買収することで、みんなが「喜んでくれると思った」そうだが、実際にはネガティブな報道ばかりされ、世間の風当たりは強くなってしまった。そうしているうちにニッポン放送の値段は上がっていき、買収はどんどん難しくなっていく。
それでも堀江は「想定内」と心折れずにいたが、仲間や部下は会社が嫌われていくことを不安に思っていた。そして、取締役会が開かれ、「ここで止めなかったら社長を解任する」と切迫した話し合いが行われたという。最終的にニッポン放送の買収は諦め、和解という形で決着を迎えた。
この経験から学んだこととして「10の信用があれば100の金は集まるが、100の金で10の信用は買えない」と語った堀江。「地道に積み上げてきた信用は、何かあってもなくならない」と話し、最後に「ホリエモン、信用なくして、独りモン」とまとめの一句を詠み、笑いを誘った。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)