「むやみやたらと数を増やせば、困る人たちがいる」PCR検査をめぐる議論にカンニング竹山が違和感
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 感染が拡大する沖縄県で、いわゆる“夜の街”の関係者を想定したPCR検査を実施したところ、これを聞きつけた一般の人が大挙して訪れるという事態となっている。東京都世田谷区では「“いつでも、誰でも、何度でも”検査を可能にすることを目指す」として、「PCR検査能力を機器の導入で現在の1日300件から2000~3000件に拡充」「世田谷区民を対象とし、医療や介護関係者らなど社会機能の維持に必要な人たちが定期的に検査することを想定」という“世田谷モデル”を示している。

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「むやみやたらと数を増やせば、困る人たちがいる」PCR検査をめぐる議論にカンニング竹山が違和感

 最前線で患者の治療に当たる傍ら、県への提言も行っている群星沖縄臨床研究センター長の徳田安春医師は、沖縄の検査場に人が集まったことについて「風通しの良い港の近くでソーシャルディスタンスを取りながらやっている。マスクも付けてもらって工夫しながらやっている」と説明。その上で、「何のためにPCR検査を行うのかだ。これは陽性者、すなわち感染している人たちを見つけ、安全な場所に隔離する。そして濃厚接触者を追跡して検査し、その方にも待機をしていただき、感染拡大を抑えるために行うものだ。その意味においては、積極的に広げていくべきだ。沖縄県では1日あたり1000人規模の検査が行われることになっているので、これは評価できると思う」と話す。

「むやみやたらと数を増やせば、困る人たちがいる」PCR検査をめぐる議論にカンニング竹山が違和感

 カンニング竹山は「PCR検査の数を拡大していくのはすごく良いことだと思うが、きょう陰性だったとしても、あした感染する可能性もあるわけだ。症状が出た人や濃厚接触者に対しては実施しなければならないと思うが、皆に対してやりましょうとなると、国民が毎日のようにやらなければならないことになる。保健所の体制も逼迫しているといわれているし、その先には医療従事者たちもいる。むやみやたらに増やせば、困る人たちがいるということだ。そこまで整えた上でやらなければ、余計に騒ぎ立てるだけになってしまう可能性があると思う」と指摘する。

「むやみやたらと数を増やせば、困る人たちがいる」PCR検査をめぐる議論にカンニング竹山が違和感

 ジャーナリストの堀潤氏は「キヤノンメディカルシステムズが10分で検査結果が分かる試薬の投入を来月から始めるという。“現代の関所”ではないが、そういうものを設置することで、県境をまたがって移動する際などに誰でも簡単に受けられるようにすることが大切だと思う。アメリカの議論を見ていると、日本の議論は周回遅れではないかと思う。必要なところに必要なものを投下して、その上でバラエティに富んだ対策をいかに実行していくかという話が必要なのに、いまだに“検査は必要か”“いや万能ではない”“やった方がいい”“課題があるだろう”といった、0か100のような議論をしている」とコメントした。

 徳田医師は「検査すること自体が目的ではなく、感染拡大を抑える、そして封じ込めるのが目的だ。しかし、そのための色々なリソースが付いていっていないのが現状だ。その手当を行うことができるのが政府だと思う。やっと各地の医師会が動き始めたので、政府がリーダーシップを発揮し、各自治体とコラボレーションしながらやっていくことが必要だ。検査をやる・やらないという議論を超え、皆がコラボレーションして、いかに抑え込んでいくかという新たな運動としてやっていければいいと思う」と話していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

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