ナスD、マイナス15度の中で野宿の大ピンチ? ヒマラヤの危険すぎる夜の下山
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 「ナスD大冒険TV」vol.14が、地上波放送(テレビ朝日系・次回8月12日水曜26時25分~ ※一部地域を除く)に先駆け、ABEMAで先行配信された。マイナス15度の中、取材班が大ピンチを迎えてしまった。

【映像】ナスD、マイナス15°Cのヒマラヤで「さすがにフラフラ」(15分ごろ~)

 ドゥネイ村を出発してから10日目、トッキュー村を目指していた取材班一同だったが、標高5238メートルのヌマ・ラ(峠)を超えなければならないというこの旅最大の難局に立ち向かっていた。ようやくその峠を超えたと思いきや、峠の頂はまだまだその先にあった。再び5200メートル級の峠越えをすることとなったが、休みなしで10時間歩き、遂に峠の頂にたどり着いた。そこからの景色は美しいものだったが余韻に浸っている時間はない。ここにたどり着くまでにかなりの時間を費やしてしまったため、撮影隊は急いでキャンプ地のトッキュー村を目指さなくてはならないのだ。

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 標高差1000メートル以上の下り道、5分と経たない内に辺りは真っ暗になってしまった。本来は避けたい夜の下り道、ナスDと共に旅をする元テレビ朝日のディレクターの大谷映芳氏は「慎重に行きましょう」と声を掛け合っていた。頼れるのは月明かりとわずかなライトの明かりのみだ。

 しかし、ここでナスDにはある不安が過ぎった。それはこの日の行き先について話をしているとき、大谷氏はトッキュー村とタクシー村は「同じ場所」と言っていたが、現地スタッフによるとそれぞれの村は「川を隔てたところにある」と言っていたこと。ナスD一行と、荷物やテントを運ぶカッツァル(ロバと馬を掛け合わせた動物)率いる案内人らは別ルートでキャンプ地を目指しているが、それぞれ辿り着くのは川を隔てた場所で「この日は再会できないのではないか」という不安に襲われた。もし仮にそうなれば、取材班はカッツァルに積んだテントや食料もないまま、マイナス10度以下で野宿することになってしまう。

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 深夜にはマイナス15度に気温が下がってしまうこの標高。すでに寒さで体を動きにくくなってしまった。一体どうなってしまうのだろうかと不安に襲われている中、3時間半1000メートル下った所で、なんとか目指していた場所・トッキュー村に到着。体力も限界になった頃、一軒の家に招き入れてもらった。

 するとそこには別ルートで進んでいたカッツァルチームの姿もあり、無事合流。大谷氏が言っていたように、トッキューとタクシーはどちらも同じ村で、ネパール人はタクシー村と呼び、現地の人はトッキュー村と呼ぶ川を隔てた1つの大きな集落だったのだ。

 取材班一行はすぐにいただいた甘いミルクティーを体を癒し、山岳料理人の作ったディナーを楽しんだ。なんとかマイナス15度での野宿を避けることができたが、大谷氏は「夜の移動はちょっと危険だね。寒い。でもみんな無事でよかったね」と振り返っていた。

(ABEMA「ナスD大冒険TV」より)

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