長男の発想にアッパレ! 家族6人が24時間電気・ガス・水道なしで“災害シミュレーション”した結果
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 12日午後、首都圏では広範囲でゲリラ豪雨が発生し、一部の地域で浸水や停電が報告され、被害を生む事態になった。洪水や地震など、突然起こる災害に私たちは日々どのように備えたらいいのだろうか。そんな中、警視庁警備部災害対策課公式Twitter(@MPD_bousai)が投稿した家族6人の“災害シミュレーション”が話題になっている。

【映像】電気・ガス・水道を使わずに24時間生活! 次男(2歳)の感想は? ※3分50秒ごろ~

 災害時のライフハックや熱中症対策など、さまざまな情報を日々発信する警視庁警備部災害対策課の公式Twitter。12日の投稿では「災害の発生を想定し、家族6人(本人、妻、10歳、8歳、6歳、2歳)で、電気・ガス・水道を使わずに24時間生活してみました」と、“添付資料”と共に、いざというときのための知識を紹介。反響を集めている。

 担当者の自宅マンションで行われたこの“災害シミュレーション”。時間は午前8時~翌日午前8時までの24時間で、終わるまで電気・ガス・水道は使うことができない。

 まず「電気・ガス」については「ライト・灯器類は部屋に一つずつ置いておき、さらに一人一つあると安心」だという。担当者の妻も「カセットコンロとガスボンベがあれば日常に近い感覚で使える。カセットコンロは必須」とコメントしている。さらに、長男は「カップ麺のフタを丸めて箸代わりにしていました」といい、本来捨てるものを有効活用したナイスアイディアとして紹介。

長男の発想にアッパレ! 家族6人が24時間電気・ガス・水道なしで“災害シミュレーション”した結果
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 「水道」はトイレ用に「風呂の残り湯を使用したが1日で大半を使ってしまった」と報告。「非常用簡易トイレも準備しておく必要がある」と結論づけた。

 「炊飯・調理」でも「料理だけでなく、調理器具や食器を洗う水が大量に必要」とした上で「ラップ・アルミホイル等を皿に巻いて使用」し、「紙皿・紙コップ・割り箸等を準備しておく」といいという。しかし、妻からは「紙皿などは大量に準備しておかないとあっという間になくなる。ラップを紙皿に巻いたが、使いにくかった」というフィードバックがあった。また、妻からは「手指消毒用のアルコールも予備があると安心。災害時はゴミも大量に出ると思うので、ストックも確認しておきたい」と衛生面でも意見があったという。

 実際の災害を想定し、電気・ガス・水道を使わず24時間生活した家族6人。Twitterには家族の感想も投稿されている。

【長女10歳】

・誰かがライトを持って行ってしまって、夜トイレに行くときに探した(まもなく犯人は長男と判明)

・夜になると、できることが少なくなるので、明るいうちにやっておく。

・もう一回やってみたい。(!?)

【次女8歳】

・キャンプみたいで楽しかった。

・ライトを首にかけておけば、探さなくて済むと思う。

・非常食のお米(アルファ化米)は、もう食べたくない……

【長男6歳】

・トイレの水くみが大変だった

・おやつ(非常食の羊かん)がおいしかった

など

 実際にやってみないと具体的に何が必要なのかわからない災害対策。警視庁警備部災害対策課の公式Twitterでは、熱中症の時期でもあるため「もし同じようなことをする場合は、気温や健康状態に十分留意してください。体調に変化があった場合は中断をしてください」と呼びかけている。

ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

【映像】電気ガス水道24時間なし!検証してみた
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