『ラストアイドル ~ラスアイ、よろしく!~』(テレビ朝日系・水曜深夜1時56分~ ※一部地域を除く)の中で、ラストアイドルが挑む新たなる壁「殺陣(たて)」プロジェクトが始動。指導者の田渕景也氏から、効率よく指導を行うため早くもランク分けされることが明かされた。
【ABEMA限定】ラスアイ篠原望、女剣士への軌跡(18分ごろ~)
田渕氏はテストを行い、A・B・Cのランクにメンバーを分け、今後はそれぞれ実力に応じた基礎と実践的練習を実施していくという。チェックポイントは「1.素振りのスピードと止め」「2.移動稽古の安定した下半身と踏み込みのスピード」で、その2つを重点的に見るというが、以前、田渕氏は番組MCを務める霜降り明星に対し「2週間くらいしたら素振りをしてるかどうかすぐバレる」と話していた。つまり、メンバーがいかに努力しているかを測るためのランク分けでもあるのだろう。
この日も田渕氏が所属するスタントチーム「Gocoo」の稽古場を訪れたメンバーたち。まずは素振りテストが行われると、ここでキレのある動きを見せたのが選抜メンバーセンターの阿部菜々実だ。田渕氏から「家では止める練習をした方がいい」というアドバイスを受け、ティッシュの箱相手に狭い自宅内で素振りの練習をしてきたという。
米田みいなも公園で筋肉痛になるまでトレーニングを積んだといい、田渕氏からは「いいねパワーが」と声を掛けられていた。一通りメンバーの素振りする姿を見て田渕氏は「ちょっとうれしかったですね。素振りをやってきたのが分かったので」と高評価。好調な出だしを切った。
続いては「打ち込み&払い」のテスト。このテストは2人1組で行われる。1人は相手の頭を目がけて打ち込み、もう1人は下がりながらその刀を振り払う。途中で攻守交代。両方の動きをチェックするという。
素振りとまるで違う実践形式、怖さが先に立ち、多くのメンバーが上手く打ち込むことできなくなってしまった。そんな中注目を集めたのは、籾山ひめりと奥村優希だ。田渕氏は「みんな見て、結構かっこいいから」とメンバーたちの注目を集めさせたが、上手く噛み合わず尻すぼみに。そんな2人に対し田渕氏は「見られるのが君らの仕事でしょ? 本当は注目が集まったときこそ、力を発揮しなきゃ」と呼びかけた。
1回目の稽古で「腕の力が弱く木刀をコントロールできていない」と指摘されてしまった篠原望はここでも「逃げるのが早い。あんなに早く逃げていったら打たないで追いかけていっちゃう。ギリギリまで耐えるんだ」と指導を受けた。これに思わず涙を流してしまった篠原。田渕氏は「泣くな」と声を掛ける。
この後、篠原はスタッフに対し「自分が頭で考えてるのと、やっている事が全然違くて、仰ってることはわかっているんですけど、全然できなくて。今日はできたことが一個もないかなと思います」と再び悔し涙を見せていた。
さらに長月翠も「早いんだよ! 逃げるのが!」と指導を受けた。稽古初日では高評価を受けていた安田愛里も田渕氏から連続でダメなところを指摘される。そして実践形式の打ち込みにおいて最も苦戦したのが大森莉緒だ。失敗して笑顔を浮かべる姿に田渕氏は「笑ってる場合じゃない。すごく良くないミスだから」「避けなければ頭に当たっちゃう。そのミスを笑って誤魔化しちゃダメだよ。怪我しちゃうんだから」と力を込めて指導した。
テストを終え大森は「教えてくれるのでその通りにやってるけど、合ってないらしくて。『なんで?』って思うけど、なんで自分ができないのか自分にムカつくし……難しいです」と悔しさを滲ませていた。
(「ラスアイ、よろしく!」#43 より)
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