“ゆづか姫”新藤加菜氏も感染 変異を繰り返す新型コロナ 現在流行は6月中旬の新型?
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 東京・北区都議補選や千葉・印西市長選に出馬したNHKから国民を守る党の“ゆづか姫”こと新藤加菜氏が、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性が判明した。今月9日に倦怠感があり、この日の夜に発熱し11日にPCR検査を受けていた。

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 選挙活動では、政府の布マスクへの批判もしていた新藤氏だが、TwitterやYouTubeで新型コロナウイルス発症後の経過について報告を続けている。働いていたのは7日まで。一緒に働いていた人々、特に党首や秘書が感染したのではないかと心配していた。立花党首はTwitterでPCR検査を受けることを報告した。立花党首は明日15日、日本武道館で行われる全国戦没者追悼式に参加予定だったが、出席についてはPCR検査の結果を待ってから判断するとしている。

 新型コロナウイルスの感染が今も広がる中、国立感染症研究所が新型コロナウイルスの遺伝子情報を解析した。1年間で24.1カ所の塩基変異と推定し、2019年末の発症から7カ月で平均15塩基がランダムに変異しているという。

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 1月初旬に中国・武漢で発生したウイルス株、2月初旬にクルーズ船のダイヤモンド・プリンセスで広がったウイルス株はともに収束、3月中旬から欧州系統の同時多発クラスターが発生していた。また6月中旬には突然、新たなタイプのウイルスが出現し、6月下旬には国内でも地方出張などで全国に拡散したと見られている。

 遺伝子解析ベンチャービジネスを展開するジーンクエスト代表取締役の高橋祥子氏は、ウイルスは「とても速いスピードで変異していくもの。新型コロナウイルスに限らず、ウイルスの遺伝子は一本鎖のRNAで、とても変異しやすい。何か意志があるわけではなく、構造がランダムに変わりやすい。変異で配列が変わると、性質も変わっていく可能性がある」と説明した。

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 開発中のワクチンについても、変異により配列が変われば、性質が変わり効かない場合もある。現在、感染者が増えているとされる「6月中旬型」だが、解析に1カ月ほどかかることもあり「今が8月中旬であることを考えると、さらに変異している可能性はある。一般論としては、ウイルス自体が感染拡大とともに弱毒化すると言われているが、新型コロナウイルスの遺伝子変異自体が、弱毒化の証明になるわけではないので、あまり気を抜くタイミングではない」と、引き続きの警戒を求めていた。

ABEMA/「ABEMAヒルズ」より)

N国“ゆづか姫”が陽性 立花氏PCR検査
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