過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験を教えてくれる『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)。
【映像】元ホワイトベリー前田有嬉、番組ラストの「夏祭り」胸アツ歌唱シーン(29分ごろ~)
ABEMAビデオでは今回珠玉の授業を振り返る『しくじりクラシック』を配信。元Whiteberryの前田有嬉が“自由に憧れて消えちゃった先生”として登壇し、2015年に“神回”と大反響を呼んだ授業を改めてお届けした(※番組は2015年7月に放送したもの)。
前田は、1999年に当時13歳でWhiteberryのボーカルとしてメジャーデビュー。翌年には「夏祭り」が大ヒットし、第51回紅白歌合戦に出演した。そして2004年、高校卒業とともに解散している。
解散時、前田は「寂しい」といった気持ちよりも、「やっと自由になれる!」という解放感が強かったという。意外な告白に、出演者らからは「ショック~!」と驚きの声が上がった。
前田が「自由になりたい」と強く思うようになったのは、13歳という若さでデビューしたことが理由だった。Whiteberryの楽曲は、全11曲のうち8曲はタイアップだ。これは大人たちの優しさだったが、前田は「頼んでねぇし」とイラついたという。また、デビュー前は本格派ガールズロックバンドが理想だったが、アイドルバンドに路線変更されたことも反抗の一因になった。
それでも、レコード会社の大人たちはWhiteberryを売るために日々会議を重ねた。ときには「前田有嬉をどうする!?3大会議」が行われ、「前髪勝手に切る問題」「眉毛勝手に剃る問題」「メイク濃すぎる問題」が議題に上がった。
中学生の女の子からすれば、自分がよかれと思ってオシャレをしているのに、大人に「なんとかしろ」と指摘されるのはショックなこと。前田は怒りよりも、「なんでわかってくれないんだろう?」と複雑な心境だったという。
当時は「言われたことやりたくないシンドローム」に陥っていたが、自分が大人になってからは「敷かれたレールは優しさでできていた」と気づいた前田。「大人がうざったいなと反抗しているみなさん、大人はあなたのためを思ってレールを敷いてくれているんです」と、反抗期の少年少女に向けてメッセージを送った。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)
(※番組は2015年7月に放送)