8月27日にとしまえんで開催されたDDTの路上プロレスでは、メインイベントの電流爆破マッチ以外にもハチャメチャ、もしくはメチャクチャなバトルが終始、展開された。
第2試合はタッグマッチ。男色ディーノと納谷幸男に対するは、6人タッグ王者チームEruptionから赤井沙希&樋口和貞。まずは樋口と納谷が迫力たっぷりのタックル合戦を展開し、正攻法のスタートを切ったこの試合だが、そこからひたすら脱線していく。
ディーノは得意技「男色ナイトメア」を赤井にお見舞い。タイツを脱いだ状態で相手の顔面の上でスクワットをするという荒技だ。しかもこの日はスペシャルバージョンの「ブラジリアン・ナイトメア」。バックでサンバダンサーズが踊る中でのナイトメア攻撃だ。普段は「男色殺法」として男子選手に喰らわせるナイトメアだが、女子にも容赦ないディーノ。まともに喰った赤井は悶絶、大ダメージ。
ディーノは助っ人として平田一喜を呼び込むと、平田もサンバダンサーズとダンス。Eruptionは坂口征夫が加わり、ユニット勢揃いで対抗していく。
しかも坂口はユンボに乗って参戦。土木会社の社長でもある坂口は巧みな操縦を見せ、平田をユンボのショベルで吹っ飛ばしたが、最後の一撃はディーノが阻止。
さらにディーノはバブルマシンを使って泡を大量噴射、相手チームを泡まみれに。その間、平田とサンバダンサーズがステージで踊っているという「情報量多すぎ」(赤井)な展開に。これは「アナルシャボンサンバ」略してASSという攻撃らしい。
今度は樋口がバブルマシンを奪って攻撃。坂口のユンボも復活し、ショベルに乗った赤井を持ち上げると、そこからダイビングボディアタック。最終的に全員が泡まみれになりつつ、赤井の勝利となった。
泡が攻撃になるのかという疑問もあるかもしれないが、実際に体験した納谷曰く「窒息するかと思った」。泡に埋もれてしまうと呼吸が難しいという。お笑いマッチに見えて、生中継で晒されたディーノのケツも含め、実に危険な一戦だったのだ。