将棋の順位戦A級3回戦が9月2日に行われ、羽生善治九段(49)と糸谷哲郎八段(31)が現在対局中だ。両者とも今期のA級は、ここまで1勝1敗。名人への挑戦権レースに食らいつくのはどちらか。
【中継】羽生善治九段、“高速移動の重戦車”糸谷哲郎八段と対戦
前期の名人戦は、渡辺明名人(棋王、王将、36)が、豊島将之竜王(30)を4勝2敗で下し、初の名人獲得。豊島竜王は初防衛に失敗し、2年ぶりにA級で戦っている。A級は豊島竜王、菅井八段をのぞく8人が2回戦まで終え、2連勝は佐藤天彦九段(32)、斎藤慎太郎八段(27)の2人。1勝1敗は4人で、早くも混戦模様といった雰囲気だ。
羽生九段は、名人戦にこれまで17回登場し、うち9回でタイトルを獲得。十九世名人の有資格者となっている。現在は、タイトル通算99期でもあり、大台の100期達成に向けて各棋戦で活躍中だ。
糸谷八段は、竜王で1期タイトル経験があり、タイトル戦出場は計3回。2016年度の王座戦以来、タイトル戦の舞台に立てていないこともあり、初の名人挑戦で再び存在感を見せたいところだ。
本局の戦型は横歩取りに。早見え早指しで知られる糸谷八段は、対局開始から2時間経過した正午からの昼食休憩までに、持ち時間を14分しか消費しないスピーディな指し回しだ。
本局の持ち時間は各6時間。先手は羽生九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
羽生善治九段 海老フライ&クリームコロッケの盛り合わせ 糸谷哲郎八段 親子丼と冷たいそばのセット
【昼食休憩時の残り持ち時間】
羽生善治九段 4時間32分(消費1時間28分) 糸谷哲郎八段 5時間46分(消費14分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)