新型コロナウイルス感染拡大防止で必要な三密対策を実施して公正で円滑な競輪開催の継続を維持するために、2020年7月から9月までのGIII、FIおよびFII開催は7車立9R制で行われてきましたが、2020年10月から2021年3月までの開催については以下のように変更されることが発表されました。
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◆GIII開催
<2020年7月から9月まで>
・S級は1レース7車立とし、9レースの4日制開催。
・参加選手数はS級63人。
・原則として開催競輪場の所在都道府県と近隣の選手を中心にあっせんする近隣交流で実施。
↓
<2020年10月から2021年3月まで>
・S級は1レース9車立とし、12レースの4日制または3日制開催。同時開催のL級は1レース7車立。
・参加選手数は……
「S級9車立12レース」4日制開催=S級108人。
「S級9車立9レース&L級7車立3レース」4日制開催=S級81人&L級21人
「S級9車立10レース&L級7車立2レース」3日制開催=S級90人&L級14人
・原則として全国交流で実施。
GIIIは基本的に各競輪場で年に1回行われる開設記念になります。なので全国から有名選手を集めて派手にしたいという希望があることを考えると、9車立で参加選手数も格段に増えて全国交流になったのは大きいでしょう。トップ選手による9車立の醍醐味をより多く味わえるというのはファンにとって幸せなことです。
◆FIおよびFII開催
<2020年7月から9月まで>
・S級、A級およびL級ともに1レース7車立とし、9レースの4日制または3日制開催。
・参加選手数は……
FI「S級7車立5レース&A級1・2班7車立4レース」3日制開催=S級35人&A級1・2班28人。
FI「S級7車立7レース&L級7車立2レース」3日制開催=S級49人&L級14人。
FII「A級1・2班7車立5レース&A級3班7車立4レース」3日制開催=A級1・2班35人&A級3班28人。
FII「A級1・2班7車立7レース&L級7車立2レース」3日制開催=A級1・2班49人&L級14人。
FII「A級3班7車立7レース&L級7車立2レース」3日制開催=A級3班49人&L級14人。
・原則として開催競輪場の所在都道府県と近隣の選手を中心にあっせんする近隣交流で実施。
↓
<2020年10月から2021年3月まで>
・S級、A級およびL級ともに1レース7車立とし、12レースの4日制または3日制開催。
・参加選手数は……
FI「S級7車立7レース&A級1・2班7車立5レース」3日制開催=S級49人&A級1・2班35人。
FI「S級7車立5レース&A級1・2班7車立5レース&L級7車立2レース」3日制開催=S級35人&A級1・2班35人&L級14人。
FII「A級1・2班7車立7レース&A級3班7車立5レース」3日制開催=A級1・2班49人&A級3班35人。
FII「A級1・2班7車立5レース&A級3班7車立5レース&L級7車立2レース」3日制開催=A級1・2班35人&A級3班35人&L級14人。
・原則として開催競輪場の所在都道府県と近隣の選手を中心にあっせんする近隣交流で実施。
こちらはS級でも9車立にはならずに全国交流にも戻りませんでしたが、参加選手数増で選手のあっせんが増えて、単純に仕事増加に繋がるのは良いことですね。競輪選手もコロナ禍で仕事が減っていましたから。
その他、「特別競輪(GP・GI・GII)は全国交流」「モーニング7については原則として7レースで実施」については変わらず。付け加えられたのは「ミッドナイト競輪については原則9レースで実施」という項目。これは選手の仕事増になりますし、ファンとしても参加できるレースが増えるので良いことでしょう。
新型コロナウイルスが今後どうなるかわかりませんが、予防対策を万全にしながら競輪を楽しませてくれる競輪場と協会、選手に感謝ですね♪