「会社に行くために一歩外に出た瞬間から、異性愛者の仮面をかぶるみたいな感じ」。
 そう苦しい胸の内を語ってくれたのは、同性のパートナーがいるEさん(20代)。同性婚を認めない民法などの規定は違憲だとして去年2月に提起され、現在5カ所の裁判所で審理が続けられている「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告でもある。8月には、法廷で尋問も受けた。