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 ポータルサイト大手Yahoo! JAPANは3日「、一部の身体的特徴をコンプレックスであるとして表現することは差別意識を温存・助長するものであり、決して許されるべきものではない」とし、「コンプレックス部分を露骨に表現した広告」の掲載を禁止した新基準の運用を始めた。

 Yahoo! JAPANが示した具体例をみると、「体毛が濃いためにモテなかったが、除毛製品を使ってモテるようになった」「ふくよかな体形で周囲の人に一緒に歩くことを避けられていたが、ダイエット商品を利用して悩みが解消された」「薄毛で自信が持てなかったが、育毛製品を使うことで自信が持てるようになった」といった表現が対象になっているという。

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 紗倉まなは「YouTubeのガイドラインが厳しくて、別にエロいことは投稿していないのに動画が削除された。一方で、YouTubeに出てくるCM動画には“太っていたから浮気をされた。悔しいから痩せたら彼が戻って来た”というようなストーリ仕立ての広告など、過激なものも多いと思う」と指摘する。

 ライブドアやLINEで広告営業担当役員の経験を持つ田端信太郎氏(オンラインサロン『田端大学』主宰)は「広告掲載基準ついては、Yahoo! JAPANが業界で最も厳しい。ライブドアで広告営業を担当していた頃、Yahoo!の基準で出稿ができなかったクライアントに営業しに行くということをやっていた。今は業界団体もあるし、“一番の優等生で学級委員長みたいなYahoo!がやるなら”ということで、LINEやサイバーエージェントなどの大手も、今回の方針に準ずる方向になっていくのではないか。ただ、どぎつい表現やアダルト系のものも含め表現にグラデーションがある中で、延々とイタチごっこをやっている感じはある」と話していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

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