佐藤二朗「開始7秒ぐらいでセリフが飛んだ」 『誰かが、見ている』裏話に香取慎吾「一生忘れないと思う」
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 6日放送のABEMA7.2 新しい別の窓 #30』に俳優の佐藤二朗が出演。香取慎吾と共演したドラマ『誰かが、見ている』(Amazonプライム・ビデオ、18日配信開始)の裏話を明かした。

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 同ドラマは三谷幸喜脚本・演出、香取主演の“新感覚コメディ”で、マンションの一室に暮らすちょっと変わった青年・舎人真一(香取)の日常が、知らない間に世界に配信されていたというストーリー。佐藤は隣の部屋の“壁の穴”から真一の様子を覗き見る住人・粕谷次郎を演じている。

 2人は共演したものの「知らないシーンがいっぱいある」といい、香取は「僕が一人暮らししている部屋と二朗さんファミリーの部屋の間に壁があって、そこに穴が空いている。撮影の時は目の前に実際にお客さんがいて、壁の向こうの二朗さんのことは出来上がったもので初めて見た」、佐藤も「(撮影と舞台)同時進行で、演者がセリフを忘れようが段取りを間違えようが、基本的には最後まで止めずにやるということでやっていた。お客さんの笑い声は聞こえるけど、お互い何をやっているかはわからない。ドラマと舞台の中間のような感じ」と話す。

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 初回の舞台・撮影が始まる前、三谷氏が客にしている説明を「演者の中では年長者だし、経験もそれなりあるので『俺が引っ張るから。大丈夫、幸喜』っていう気持ちで裏で聞いていた」という佐藤。しかし、出番から7秒ほどでセリフを忘れてしまったそうで、「リハーサルをやって、お客さんも入れて緊張感がある1話の、始まって6、7秒のふた言目ぐらいでもうセリフが飛んでしまった。お客さんは笑ってるんだけど、挙句の果てには(セリフを)全然思い出せずに『誰か俺にプロンプ(セリフを教えること)しろ!』って逆ギレしたんです」と告白。

 この瞬間、壁の向こうで芝居をしていた香取は「何が起きても止めないというルールの下でやってたので、『あれセリフ出てないな』っていう顔はしないまま、ずっと1人で何かやっているフリ。(二郎さんが)近くのスタッフの人に『おい、セリフはなんだ!言え!』みたいな感じで、スタッフの人も言うんだけど『え!?聞こえない!』って(笑)。一生忘れないと思います」とその時の様子を明かした。

 このシーンは、一発撮りが2回あったため配信にはのっていないという。佐藤は「三谷さんは『お客さんも緊張があったから、あれでほぐれた』と慰めてくれた」とした上で、同ドラマが世界240以上の国や地域で配信されることに「セリフ忘れたところカットされて良かった」と安堵していた。

【放送中】『7.2 新しい別の窓 #30』
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