「部屋と同化する」「目に引き寄せられる」 『ミッドナイトスワン』内田監督が見た“役者”草なぎ剛
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 6日に放送されたABEMA7.2 新しい別の窓 #30』で、稲垣吾郎が映画監督の内田英治氏と対談した「インテリゴロウ」企画の模様が公開。草なぎ剛の演技について2人が語り合った。

【映像】内田監督が語る“役者”草なぎ剛

 内田監督がメガホンをとった映画『ミッドナイトスワン』(25日公開)で、ニューハーフクラブダンサーとして勤務する凪沙を演じた草なぎ。育児放棄にあった親戚の娘・一果がやってきて2人の生活がスタートするが、トランスジェンダーに悩む凪沙と孤独を抱える一果。本物の親子ではない2人が寄り添う、暖かい愛の物語となっている。

 「一番着地しないと思っていたところに着地して凄く嬉しかった」という内田監督。「草なぎさんは国民的な方だが、まさかインディペンデント臭がする脚本に、悪い言い方をすれば引っかかってくれた。それは全く予想できなかったので、僕的にもすごく新しい試み」だと話す。

 草なぎの演技については、「作って吐き出すタイプの役者が多いが、草なぎさんは“受ける”。あらゆる物、部屋とか人物とかから受けるタイプだと思う。感情を返せる役者。不思議な人ですよね。逆に『ああしてくれ、こうしてくれ』と言うとあまりよくない」と説明。稲垣も「それって一番目指すところだし、究極ですよね。(草なぎは)良くも悪くも段取りが全くできない人」と返した。

「部屋と同化する」「目に引き寄せられる」 『ミッドナイトスワン』内田監督が見た“役者”草なぎ剛

 また、内田監督は『ミッドナイトスワン』撮影時のエピソードとして、「草なぎさんが演じた凪沙という役の部屋がある。普通の役者さんは、控え室に入ってリハーサルの時だけ出てきてまた控室に戻るけど、草なぎさんは楽屋に帰らずずっとその場にいる。カメラや照明のセッティングが大変で、下手すれば40分ぐらいかかるけど、いるんです。最初は『邪魔だな。でも帰らないしな』という感じでみんな避けてたんですけど、3日目くらいから部屋にいてもいないかのようになって、同化する人なんだなと。照明さんも何も言わなくなる」と明かす。

 さらに、内田監督が絶対に見てほしい草なぎの演技があるという。「目の芝居が素晴らしい役者は、本当にいい役者ですよね。動かなくても全然いいし、草なぎさんはカメラマンが『目に寄りたい!』と言っていた。一果ちゃんが初めてナイトクラブのステージで踊るところを、初めて凪沙が一果の踊りを見るすごく重要なシーンがある。人間関係が変わるターニングポイントのために作ったシーンなんですけど、こんなに目に寄る予定じゃなくて、カメラマンが引き寄せられちゃった」と語った。

「部屋と同化する」「目に引き寄せられる」 『ミッドナイトスワン』内田監督が見た“役者”草なぎ剛

 稲垣も「この目に確実に踊ってる一果ちゃんが映ってる」と感銘を受け、「何十年も一緒にいて、見たことのない顔」ということを草なぎに伝えたそうだが、「『ホント!?ありがとー』で終わっちゃって。いつもそうなんですけど」と笑っていた。

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