元サッカー女子日本代表の丸山桂里奈(37)と元サッカー男子日本代表の本並健治(56)が5日、さいたまスーパーアリーナで開催された「第31回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 AUTUMN/WINTER ONLINE」のイベントで結婚式を行った。
元日本代表同士のビッグカップルの誕生だが、19歳の年齢差がある2人の出会いは今から8年前、当時現役の丸山が、本並が監督を務めるクラブチームに移籍してきた時だという。ただ、恋愛関係に発展したのは今年に入ってからだということだ。
そんな年の差婚について、明星大学准教授で臨床心理士の藤井靖氏は「年の差婚ならではのうまくいく要素がある」と話す。
「恋愛から結婚に結びつく時というのは、3段階ぐらいあると言われている。まずは『刺激ステージ』といって、やはり外見から入る傾向がある。次に『価値ステージ』といって、類似点・共通点がどれだけあるか。最後に結婚まで至る2人は『役割ステージ』といって、お互いにないものを補い合う関係になる。年の差が離れれば離れるほど、価値観やそれまで得てきた経験にギャップがあるわけだが、ギャップがあるということはお互いに補い合えるということ」
また、関係が長続きするためには「いかに愛情が憎しみにならないかどうかがひとつのポイント」だと説明。「例えば、離婚する場合に『価値観の相違』『性格の不一致』などがよく言われるが、実はそれは表面的なこと。人が相手、特に結婚相手に対して憎しみを持たないためには、要素が2つあると考えられている。ひとつは外見で、何かトラブルがあった時に憎たらしいと思わないような容貌、つまり自分の感覚的に受け入れられる、またはいいと思えるような見た目であること。もうひとつは年齢で、例えば相手に対してネガティブな思いを持った時に、老人か幼児だと思ってみようという心理学の考え方がある。自分と年齢が離れていれば離れているほど保護欲求や許容性が上がりやすいということで、年の差婚であれば自分には納得いかないことであっても、愛情が憎しみに変わりにくいということがあるかもしれない」と述べた。
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