将棋の最年少棋士・藤井聡太二冠(18)が9月9日、順位戦B級2組の対局で、谷川浩司九段(58)と午前10時から対局を開始した。十七世名人の有資格者である谷川九段とは、順位戦で初対決。1期抜けに向けて、今期無傷の4連勝を飾れるか。
藤井二冠は、2016年10月に四段昇段。竜王戦は3組。7月の棋聖戦五番勝負を制し、最年少でタイトルを獲得。8月に入り王位も奪取に成功し、初の10代二冠を達成した。今期は王将戦挑戦者決定リーグにも参加しており、三冠の可能性もある。
谷川九段は、1976年12月に四段昇段。竜王戦は4組。現役2位、歴代4位となるタイトル通算27期、棋戦優勝22回を誇る名棋士だ。名人は5期で、十七世名人の資格を持つほか、21歳2カ月という最年少名人記録保持者でもある。藤井二冠がこの記録を上回るには、今期のB級2組、続くB級1組と連続で1期抜けし、A級初挑戦でタイトル獲得まで一気に駆け上がらなければならない。
両者の対戦は過去に1回あり、この時は藤井二冠が勝利している。本局の持ち時間は各6時間。先手は谷川九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)