自分の身内が褒められたら、つい必要以上に謙遜してしまう。そんな文化は必要なのか。元SKE48のメンバーでフリーアナウンサーの柴田阿弥が苦言を呈した。

身内を褒められたら謙遜する…日本人のテンプレ的なやりとりに柴田阿弥がNO「そんな文化は私たち世代で終わりにしてほしい」
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 ことの発端は、柴田アナが出演するニュース番組「ABEMAヒルズ」で紹介した、はんさん(@leseratte296)のツイート。はんさんは年上の男友達に夫の写真を見せたところ、「かっこいい」と褒められ、謙遜せず素直に「かっこいいんですよ。痩せたらもっとかっこ良くなると思ってます」と返答。その結果、「自分の夫のことかっこいいって言っちゃうんだ?(笑)」というような反応をされたのだという。

 この投稿には11.7件以上のいいねが殺到し、「これが普通の世の中になってほしい。謙遜という文化はどうかと思う」「外国人が自分の家族を褒めても何も思わないのに、日本人は自分の家族を褒めると『何かっこつけてんねん、自慢すんな』という返しになるのが不思議」「私も言いたいのに、相手の反応が怖くてつい旦那さんのことけなして、しゅんとさせちゃうことあります…」などと、はんさんの対応を絶賛する声が殺到。

 投稿の意図について、はんさんは「お酒も入った席だったため、おそらく軽い冗談のような感じでしたので、私も発言自体に怒ったわけではなく『かっこいいって言っちゃいますね(だってかっこいいんですもん!)』という感じで返しました。『私の夫の容姿がかっこいい』『うまいこと返した私がすごい』という意味はなく、『あくまでも自分にとっては夫はかっこいい存在であり、謙虚な気持ちは大切だと思っているけれど、自分の大切な存在を貶すような謙遜の仕方はしたくない』という趣旨でツイートしました」と説明している。

身内を褒められたら謙遜する…日本人のテンプレ的なやりとりに柴田阿弥がNO「そんな文化は私たち世代で終わりにしてほしい」
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 同番組にコメンテーターとして出演していた明星大学・藤井靖准教授は、「身内を褒められたら謙遜する」という一連の流れを、“テンプレの社会的やりとり”であると分析。最初に褒めてきた相手は「謙遜するであろう」と予想して発言しているのではと語った。

 この“やりとり文化”に対し、柴田アナは、「私は『はい』って言っちゃいますね。絶対『いやいや』と言いたくない」と嫌悪感。「(謙遜するのは)切ない。大切な人や仲良い人を落として、そんな(謙遜する)文化は私たち世代で終わりにしてほしい。弟や父がかっこいいねって言われたら私もかっこいいと言う」「『褒められてんの真に受けてんの~(笑)』ってなる人は性格悪い」と自身のスタンスを明言していた。

身内を褒められたら謙遜する…日本人のテンプレ的なやりとりに柴田阿弥がNO
身内を褒められたら謙遜する…日本人のテンプレ的なやりとりに柴田阿弥がNO
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