次世代K-POPアーティスト誕生の過程を描く観察型リアリティー番組『I-LAND』#10が9月11日(金)ABEMAにて放送された。3人目の脱落者が発表され、順位にも大きな変動が見られた波乱の回となった。

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プロデューサー順位で番狂わせが!最後の脱落者にメンバー大号泣…『I-LAND』遂に最終回へ
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 『I-LAND』は、CJ ENMのコンテンツ制作能力と、BTSTOMORROW X TOGETHERを生み出したアーティストプロデュース力を持つBig Hit Entertainmentが、次世代K-POPアーティストの発掘と育成のために2019年3月に設立した合弁会社BELIFT LAB(ビリーフラボ)の最初のプロジェクト。舞台となるのは外部から遮断されたハイテクシステム搭載の巨大な建物「I-LAND」で、理想のアイドルを誕生させるために3年間の企画と製作期間が投じられた。「トレーニングから生活、そしてステージ」をも可能とするこの建物の中で、世界各国から集まった志願者たちが、生き残りをかけた真剣勝負を繰り広げていく。パート1では、サバイバルの行方を別部屋から見守るプロデューサーを歌手のRAIN、ZICO、パン・シヒョクの3人が、ストーリーテラーを俳優のナムグン・ミンが務めてきた。現在はキム・ソヌ、イ・ヒスン、パク・ソンフン、ジェイク、ヤン・ジョンウォン、ダニエル、ハンビン、ケイ、ニキの10人がメンバー入りしている。

高まる緊張、不安が募るメンバーたち「落ちてしまうのでは…」

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 前回の放送では、2回目のテストの結果、日本出身のタキが脱落。残留できたアイランダーたちも「だんだん人がいなくなって、心に穴が開いた気分だった」、また2回目のテストの順位で1位から7位までが手にすることができるバッジをもらえなかったアイランダーの中には「もう後半だから危ないんじゃないかと感じた」「一度もバッジを手にしていないから落ちてしまうのではと心配」など不安を見せる者も。

 次の3回目のテスト「コンセプトテスト」は2つのユニットに分かれパフォーマンスを行うが、『Chamber 5』ユニットだったタキが脱落したため、メンバー調整が必要に。テスト前の小ミッションで1位となり、メンバー選択権があるキム・ソヌに、『Flame On』ユニットから一人選ぶよう指示が下されると、ソヌはパク・ソンフンを指名。ソンフンは『Flame On』ユニットのリーダーだったため、この指名に本人もユニットメンバーも動揺を隠せない。またソンフンは「これから全く違うタイプのダンスも歌も表情も覚えなきゃいけないので心配になった」とこの時の複雑な思いを後に明かしていた。一方『Flame On』ユニットは新たにリーダーを選び直すところに戻ったが、ケイが「皆がよければ僕がリーダーを」と自ら志願。皆も快く賛同して、ケイをリーダーに新たなスタートを切ることになった。

 ここのところ8位以降を行ったり来たりしていたニキは「僕は一度もバッジをつけたことがない」「今回は7位に入れるように、残留できるように頑張りたい」と決意を新たに。またジェイクは「順位が落ちるのは本当に辛い」と過酷な競争への辛さを吐露していた。

『Chamber 5』『Flame On』プロデューサー陣の視察で厳しい評価も「正直イマイチ」

 『Chamber 5』ユニットの様子をプロデューサーが視察に訪れた。パフォーマンスを一通り見終えると「正直イマイチ」と厳しい言葉が。「これは楽しまなきゃいけない曲だけど、君たちは笑っていいかどうか、これくらいでいいんじゃないかといった感じがこっちにも伝わってくるのでぎこちなく見えた」とコメント。一人ずつのパフォーマンスも確認し、それぞれ表情や苦手な部分を丁寧にフィードバック。メンバーたちも指摘された箇所をしっかり改善しようと真剣に話を聞いていた。

 一方の『Flame On』ユニットの視察では、彼らのパフォーマンスに「結構練習したんじゃない? トレーニングしにきてこんなに驚いたのは初めてかも。しっかり練習したのがわかる」と称賛。「ケイがしっかりリードしたからかな?」と聞くとケイは「皆で一緒に、前回学んだように、一人ひとりリーダーのようにやってくれた」とメンバー全員の力であると説明。プロデューサーはこれに頷きながら、「ただ、ハンビンがちょっともどかしかった。曖昧なところがある」「メリハリをつけた方がいい」とフィードバック。ハンビンはその後、ニキのアドバイスも受けつつ自主練習し、指摘されたところを少しでも挽回すべく頑張っていた。

 本番までの間、自分たちが使っているI-LANDを皆で掃除したり、パート1で脱落したチョン・ジェボムに電話をかけ皆でワイワイ話すなど楽しい時間を過ごしたり、その一方でそれぞれの家族に電話をしながら涙を流すシーンも見られた。

3回目のテスト、絶賛評を集めたのは?

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 そしてついに「コンセプトテスト」本番の日がやってきた。3回目のテストはプロデューサー陣の選択で1人の脱落者が決まる。パフォーマンスは『Chamber 5』ユニットから行われた。パフォーマンスが終わると、プロデューサー陣からは「ソヌは水を得た魚のようだった」「ジェイクも(曲のイメージに)合っていた。君が出てくると嬉しくなった」「ソンフンは途中から入ったのに頑張った。表情も。一番褒めたい」、また「ヒスンはフォーメーションダンスは本当に合っていたが、表情がちょっと残念だった」「ジョンウォンは悪くなかったが、いくつか力が抜けるところがあってそこが残念だった」とそれぞれに講評が行われた。

 続いて『Flame On』ユニットの番に。こちらはダンスの実力者揃いだが、彼らの渾身のパフォーマンスにパンプロデューサーも「本当に良かった。ステージを圧倒していた。プロのステージのようだった」と絶賛。しかし練習中も指摘されていたハンビンは、「うまいんだけど、君が出てくるたびにちょっと浮いている感じがした」「毎回それぞれ別のキャラを表現して欲しいんだけど、君はいつも“ハンビン”になってしまう」との言葉がかけられていた。

最後の脱落は…ハンビン、メンバーは大号泣

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 そして3回目のテストの結果が発表された。

1位 ケイ(92点)

2位 ニキ(87点)

3位 キム・ソヌ(86点)

4位 イ・ヒスン(83点)

5位 パク・ソンフン(81点)

6位 ジェイ(79点)

7位 ジェイク(78点)

8位 ダニエル(77点)

9位 ヤン・ジョンウォン(76点)

10位 ハンビン(72点)

 各アイランダーのコメントは以下の通り。

ケイ「ユニットのメンバーに感謝したい。これからもっと素敵な姿を見せるよう頑張りたいです」

ニキ「高い順位をありがとうございます。一生懸命頑張ります」

ソヌ「今回のテストは自分によく合ったテストだった気がして、だからこんな高い点数を得られた気がします。ありがとうございました」

ヒスン「心残りが多かったけど、高く評価してくださって感謝します。こういうステージも上手くこなせるところを見せたかったですが、リーダーとしてもしっかりリードできず申し訳ない。これからは違う姿を見せるよう頑張りたいです」

ソンフン「今回のテストはたくさんのことを学べるテストでした。必ずデビューできるよう頑張ります」

ジェイ「(前回)3位という高いポジションを与えてくれたファンの皆さんに、この座を守れなかったことをお詫びしたい。この結果を受け止めもっといい姿を見せたいです」

ジェイク「準備しながら大変なこともあったけど、得たことも多かった。もっと成長した姿を見せたいです」

ダニエル「存在感がないという前回のフィードバックを改善するのが目標でした。改善できて嬉しいです」

ジョンウォン「前回投票で8位。今回のステージではいい評価を得たいと思いましたがそれができなくて申し訳ないです。最後のステージではベストを尽くして必ずデビューできるように頑張ります」

 そして最下位となり脱落が決まったハンビンは「I-LANDで素晴らしい経験をして、皆で一生懸命練習して、とても良い時間でした。プロデューサーの皆さんにも本当に感謝します」と気持ちを伝えると、パンプロデューサーからは「I-LANDには錚々たるメンバーがいたと思うけど、君はセミファイナルまで進みました。ファンも増えたし、人々の注目も集め、これまで得ることができない経験を得たと思います。これから君がアーティストとして生きていく上で一番重要なことも手に入れたと思います。必ず頑張って、I-LANDで学んだことを人々に見せて欲しいと思います」とねぎらいの言葉をかけた。

 残留組も別部屋で、この結果を泣きながら見守っていたが、ハンビンが戻ってくると皆で出迎え、一人ひとりハンビンを優しく抱きしめながら、そして最後は皆で肩を組み円陣を組んで、別れを惜しんでいた。

最終回はBTSとTOMORROW X TOGETHERが登場?

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 次回はついに最終回! 残った9人のアイランダーたちがデビューに向けた生公開ステージに挑む。番組告知に「with BTS TOMORROW X TOGETHER」と書かれていたことから、BTSとTOMORROW X TOGETHERの登場も予想される。9人の中からデビューできるのは7人。結果を握るのは世界中で見守るグローバル視聴者の投票だ。ラストステージで勝ち残る7人は果たして誰になるのか!? 『I-LAND』最終回は、9月18日(金)よる20時~日韓同時・独占無料生放送。

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