「いかなる人に対しても死や重大な身体的障害、致命的な病をのぞむようなツイートは許可されておらず、削除する必要があります」
Twitterが投稿した、誹謗中傷に対して警告するこのツイート。なぜこのタイミングで投稿されたのかというと、理由はアメリカのトランプ大統領にある。新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たと発表したことを受け、インターネット上ではトランプ大統領の“死”をのぞむツイートが大量に発生したのだ。
また海外メディアの記事では、そういった内容を投稿したアカウントはツイートやリツイートができなくなるように制限される「読み取りモード」のみになるかもしれない、とTwitterはコメントしている。
さらに、Facebookの広報担当者も「はっきりしておくが、フェイスブックは死の脅迫や大統領を直接のターゲットとして、彼の死を望むようなコンテンツを削除します。大統領の投稿や大統領のページに対するコメントやタグ付けも含みます」と表明した。
SNS各社のこの動きに対して、海外のネットユーザーたちは「ゲイやトランスジェンダー、ムスリムや有色人種が常に死の脅迫や侮辱的なコメントを受けている時の勢いはどこにいった?」「ああ、わかったことがあるよ。私は大統領以外なら新型コロナウイルスでだれかが死ぬことを望めるんだね。これは確かに面白い区別だね」などと反応。
一方、日本のネット上では、「安倍さんが退陣した時にもこんなことあったけど、いくら政治思想や信条が違っても死を願うツイートは人としてどうなのかと思う」「どんなに酷い奴でも死を願うのは絶対にだめだ。しかしTwitter社も相手によっては放置するから困るよなあ」といった声があがっている。
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