OWV(オウブ)が9月30日にメジャーデビューシングル「UBA UBA」をリリースした。
OWVはオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」元練習生の本田康祐、中川勝就、浦野秀太、佐野文哉の4人からなる次世代ボーイズグループ。同日、ABEMA SPECIALチャンネルではメジャーデビューを記念した特番「OWVメジャーデビュー記念生特番 #はじめましてOWVです」が生配信された。その生配信直前にメンバーはマスコミ向けの合同取材会に応じ、現在の心境を語ってくれた。
▶映像:OWVメジャーデビュー記念生特番!『UBA UBA』含む全3曲をフルコーラスでパフォーマンス
夢見たステージのスタートラインに立った
――デビューシングル「UBA UBA」の発売日を迎え、現在はどのような心境ですか?
本田康祐: 「PRODUCE 101 JAPAN」のオーディションの時、この4人はデビューを目指していましたが、残念ながら落ちてしまいました。1度は“夢を叶えることができなかった”とネガティブな気持ちになってしまっていましたが、4人で言葉を掛け合いながら、ここまで頑張ってきました。グループを結成してから日は経ったんですが、今日というメジャーデビューの日を迎えて、改めて気が引き締まる思いというか、ようやく夢見たステージのスタートラインに立ったという気持ちです。そういう意味では通過点でもあるので、これから先も今の気持ちを忘れずに、これからもっと上の目標に向かって頑張っていけたらと思います。
中川勝就: 僕はオーディションの初回で落ちてしまったので、やっぱりほかの3人よりチャンスが少ないというのが現実にあって、その中で僕を拾ってくれたというのは改めてうれしいという思いです。この状況が奇跡のようです。ようやくデビューまでたどり着くことが出来たので、ここから死ぬほど頑張って、僕を拾ったことを“よかった”と思ってもらえるような活動をしていきたいです。
浦野秀太: 僕小さい頃からダンスボーカルユニットに入って活躍したいと、ただそれだけを夢見て生きてきました。なので、この日を迎えることが出来て、泣きそうなくらいうれしいです。デビューというスタートラインに立てたことは光栄ですし、今まで夢を叶えられずに23年間迷惑をかけた家族だったり、親戚に恩返しというか、「ようやく僕はここまできたよ」と伝えたいですね。
佐野文哉: 僕は去年まで普通に大学生兼ダンサーとしてお仕事させていただいていた身なので、まさか翌年にこんな状況になっているとは予想もしませんでした。去年1年間は本当に怒涛で目まぐるしく駆け抜けた感じがすごくて、みんながガムシャラだったと思います。でも先日行われた「TGC(第31回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 AUTUMN/WINTER ONLINE)」で僕たちの曲を披露させていただいた辺りから、これからこの4人で活動していくんだなということを強く実感するようになりました。以前から応援してくださっているファンの方を大切にしながら、これから知ってくださる方にも良いものをお届けして、目標としている日本武道館のステージに立って、さらにその先にも行けたらいいなと思います。
デビュー曲「UBA UBA」は例えるなら“カレー曲”
――今回のメジャーデビューシングルは、どのようなところに注目して欲しいですか?
中川: 3曲とも僕たちのグループというものを音楽で表現したような作品です。攻めた曲になっていると思います。その中で表題曲の「UBA UBA」はs**t kingz(シットキングス)のkazukiさんに振り付けをしていただきました。カップリングの「So Picky」は本田くんが、そして「BE ON TOP」は文哉が振り付けを担当してくれました。それぞれ曲調は異なるんですが、しっかり楽曲の雰囲気に合った振りをつけてくれています。その上で4人の個性も際立ててくれるようなアレンジもしてくれました。
本田: 「So Picky」はオシャレな曲調に対して、歌詞が攻撃的な感じなので、クールなんですけど、内に秘めているものは熱いというのを構成と振り付けで表現できたらと思いました。全体の流れに注目しながら見てもらえたらうれしいです。
佐野: 下剋上ソングの「UBA UBA」に対して、「BE ON TOP」は“これがOWVだ”と示すような上から目線な感じの曲だと思います。そういう圧倒的な感じを演出できるように、振り入れは意識しましたね。「So Picky」が全体的な構成で見せているのに対し、「BE ON TOP」では個々にフォーカスをあてています。パート分けも細かくしているので、それぞれに注目してもらうと、また違った発見をしていただけるんじゃないかと思います。
――表題曲「UBA UBA」のMVは8月31日にYouTubeで公開され現在では100万回再生を突破しています。注目度の高さが伺えますが、曲に対してはどんな感想がメンバーの皆さんの元に寄せられていますか?
浦野: 「何度聴いても飽きない」という声を多くいたき、すごく嬉しいです。噛めば噛むほど味が出る曲を“スルメ曲”とよくいいますが、「UBA UBA」は最初のインパクトもすごいし何度聴いても飽きない。なので、これは例えるなら“カレー曲”ですね。
――(笑)。確かにカレーは初めの一口からガツンとくる味だし、それでいて何度もおかわりしたくなりますね。
浦野: ね、よくないですか(笑)? そして、毎日食べても飽きないし、煮込めば煮込むほど味にも深みが出てくる。「UBA UBA」もきっとそんな感じだと思います。
中川: 上手い例えだなぁ(笑)。
80歳までOWVでいよう
――本日9月30日、メジャーデビューを迎え「#OWVメジャーデビューおめでとう」というハッシュタグがトレンド入りしていました。応援してくれているQWV(キュウブ※OWVファンの呼称)への思いは?
本田: QWVの皆さんにはお待たせしてしまったという気持ちがあるんですけど、その時間というのは、これからのOWVの歴史の中で微々たる時間に過ぎないと思います。その微々たる時間を一緒に分かち合ったQWVの皆さんとこうして一緒にデビュー日を迎えることができたことは本当に喜ばしいことだし、辛い時間を一緒に乗り越えたからこそ、メジャーデビューした後も共に歩んでいけるという確信にも変わりました。これからも僕らのことを応援して欲しいですし、僕らもQWVの皆さんを喜ばせ続けたいと思っています。「これからも素晴らしい時間を贈ります」ということを伝えたいです。
佐野: 有難いことにトレンド入りすることはメジャーデビューを迎える前も何度かあったのですが、その中でデビュー日にQWVの皆さんがハッシュタグで盛り上がってくださっているのを見ると、僕たちのことを応援してくれる人がこんなにもいるんだというのを改めて実感することができました。本当は1人1人に返信したい気持ちですけど、そうもいかない。けど、僕たち4人はネットに書き込まれた熱い思いを受け取っています。トレンド入りさせることは本当に大変だと思うので、ファンの方には「無理はしないで」と伝えたいですね。
浦野: そうだね。その上で無理せずトレンド入りさせて欲しいですね。
一同: 笑。
佐野: 程よくね(笑)。でも本当にあらゆる面でもQWVの皆さんには感謝しています。
――最後に今後のグループの展望を教えてください。
本田: 日本武道館でのライブ実現という夢はデビュー前から変わらないけれど、デビューして意識した目標はオリコンとビルボードのランキング1位を取ることですね。やっぱりトップに立ちたいです。この目標を頑張って現実にして、そのさらに上に行けるようにしたいと思います。
浦野: 僕はデビュー日を迎えた瞬間、OWVのグループLINEで、「80歳までOWVでいよう」と送りました。おじいちゃんになってもこのグループで活動していたいという気持ちが強いです。80歳を超えても、このデビューシングル「UBA UBA」をパフォーマンスしていたいですね。ずっと仲が良いまま、末長く活動していきたいと思います。
テキスト・取材:中山洋平
撮影:Mayuko Yamaguchi
ライブフォト
メジャーデビューシングル「UBA UBA」
4人組・次世代ボーイズグループ「OWV」のメジャーデビューシングル「UBA UBA」、2020年9月30日より発売