「スパァーン！！」おじさんの頭に手が…終電で起きたまさかの出来事結末に「優しい世界」の声

　ドラマのような“電車あるある”が、Twitter上で話題を集めている。

　投稿主は旅行エッセイ漫画『トラベルはとにっき』の著者・藤田里奈（@foorina）さん。ある日、終電に乗って吊り革につかまっていた藤田さんだったが、眠気が襲い、ウトウトしていた。ここで事件が発生する。

　なんと、ふとした拍子に、吊り革からズルッと藤田さんの手が落ち、目の前に座っていたおじさんの頭にスパァーンと当たってしまったのだ。お互い寝起きで、状況がよくわかっていない二人。状況が飲み込めない中、自身が叩いてしまったことを認識し始めた藤田さんが謝ろうとすると、ちょうど電車が駅に到着。

　すると、おじさんは立ち上がり「あっ、降りなきゃ！」「ありがとうね！」と言い残して下車。藤田さんの手にはおじさんの“抜け毛”だけが残ったのだった。

　偶然とはいえ、おじさんの乗り過ごしを防ぐことができ、『いいことしたな…』と思った藤田さん。おじさんの温もりが残る席に座った後、寝過ごしてタクシーで帰ったという。

　この微笑ましいやりとりにTwitterでは「優しい世界」「何が起こったか一瞬わからないよね」「これ俺もやったことあるw」などの声が殺到。ニュース番組「ABEMAヒルズ」が投稿主の藤田さんを取材すると「目が覚めた瞬間、自分でも状況が把握しきれなかったんですよね。おじさんの頭を“スパァーン”といった後、『あっ…』しか言葉が出ませんでした。風のように飛び出して行ったおじさん…めちゃくちゃ良い人ですよね」と振り返る藤田さん。「投稿への感想やツッコミと共に『ヒザに乗った』『エルボーした』などと似たようなエピソードが書き込まれていて楽しかったです！やらかしてるの、私だけじゃなかった～って安心しました（笑）」と明かしている。