東京都民が都内をお得に旅行できる「もっとTokyo」の予約がきょうから始まる。事業者・利用者を含めてわからない部分もある中、予約をする上での注意点などをまとめた。
助成対象は、都内に住む人が都内を旅行する場合。宿泊旅行なら1人1泊当たり5000円、日帰り旅行なら1人1回当たり2500円が助成される。最低金額を設けており、「GoToトラベル」と併用する場合は、宿泊旅行は9000円(旅行者支払額850円以上)、日帰り旅行は4500円(同425円以上)。併用しない場合は、宿泊旅行が6000円(同1000円以上)、日帰り旅行が3000円(同500円以上)となっている。
予約方法は、旅行代理店の販売窓口やインターネットの旅行サイト、さらにホテルや旅館への直接予約も対象となる(それぞれ「もっとTokyo」に登録した事業者に限る)。連泊については制限が設けられ、1回の旅行で5泊までだが、回数に制限はない。
期間は、10月24日の旅行から来年3月31日まで。都は事業費として22億円(40万泊分)を用意しているが、なくなり次第終了となる。
GoToトラベルでは、大手旅行予約サイトで割引が制限されたことを受けて、政府が予約サイトの事業者に対して予算を追加する方針を固めたが、「もっとTokyo」でもこうした“割引額の変更”は起こり得るのか。テレビ朝日社会部の鈴木彩加記者は、都の担当者の話として「(事業者への)割り振りは、国と同じように実績で分配の枠が決まっていて、それで販売してもらい上限に達したら終了ということは決まっている。金額を変えるということは想定されていない」とした。