圧倒的な人口を誇る日本の首都・東京。都会暮らしを経験したことがない人は、人の多さや夜遅くまで明るい繁華街に恐怖を覚える人もいるかもしれない。そんな中、Twitterでは東京で経験した“意外とやさしい”エピソードが話題を集めている。
投稿主は、エッセイ漫画「戦国コミケ」「新しいパパがどう見ても凶悪すぎる」などを手掛ける漫画家・横山了一(@yokoyama_bancho)さん。
【映像】「ママ一人で子供二人」絶望的な状況の中で起きた“やさしい”実体験 《漫画の続き》
ある日、横山さんが電車に乗っていると、ベビーカーに子供一人を乗せ、もう一人の子供を抱っこしている女性の姿が目に入った。「ママ一人で子供二人か」「大変そうだなァ…」と思って見ている横山さん。電車が駅に着き、女性は電車を降りようとするが、ちょうど出口は反対側。横山さんも「あ…しかもこの混雑で出口が反対側…!」と絶望的な状況に心配を隠せない。
しかし、女性に気づいた周囲の人たちはモーゼ(※旧約聖書などに登場する聖人で、海を割って民衆を渡らせたというエピソードが有名)のように割れ、ベビーカーを引く女性が降りやすいように移動。さらに女性の落とし物を拾うサラリーマンも現れた。これを見た横山さんは「いや~東京ってこーいうトコすごいよなァ… 」と感激しながら、周囲にお礼を言って電車を降りる女性を見送っていた。
横山さんが経験したことを漫画にしてTwitterに投稿すると、瞬く間に「電車通勤のプロ達ですね」「クール親切ですよね(基本的に会話はしない)」「こういうカッコイイ事できる大人になりたかったなぁ…(努力はしているつもり)」「東京マナー良いですよ!」などの声が殺到。およそ1万いいね(※10月23日13時現在)の反響が寄せられている。
ニュース番組「ABEMAヒルズ」では、漫画の作者である横山さんを取材。漫画は「かなり混雑していた中央線に乗っていたときの実体験を描いたもの」だといい「東京は人も多いのでマナーが徹底されているなぁ~と感じることは多いですね」と東京への印象を告白。「僕自身も電車内で“スマートに”助けてもらったことがあるので、手を差し伸べられるようにしたい!と思っています」とコメントした。
(ABEMA/「ABEMAヒルズ」より)
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