テレビ朝日がワーナー・ブラザース・インターナショナル・テレビ・プロダクション(WBITVP)と手を組んで、不朽の名作サスペンスを2夜連続という超大型スケールでよみがえらせる、ドラマスペシャル『逃亡者』。日本が世界に誇るハリウッドスター・渡辺謙が、妻殺しの容疑を晴らすため逃亡する主人公のエリート外科医・加倉井一樹(かくらい・かずき)を、そして加倉井を執拗に追い詰める警視庁広域捜査班班長・保坂正巳(ほさか・まさみ)を同じくハリウッド大作でも活躍する豊川悦司が熱演。日本を代表する名優2人が強力タッグを組む話題のドラマが、2020年12月5日(土)、6日(日)の2夜連続で放送されることが分かった。さらに今回、2人を取り巻く豪華キャストも解禁された。

 『逃亡者』は1963年~67年にかけてテレビシリーズとして世界を席巻し、1993年にはハリソン・フォード×トミー・リー・ジョーンズのタッグで映画化され、またまた世界中で大ヒット記録を打ち立てた、往年のサスペンスアクション。今回のドラマ化にあたっては、物語の舞台を現代日本に移して再構築。最新科学捜査を盛り込んだスリリングな追跡劇や真犯人探しの謎解きはもちろん、《追う者VS追われる者》が織り成す人間ドラマを骨太に描いていく。

▶映像: ハリソン・フォード×トミー・リー・ジョーンズ、映画版『逃亡者』

敵か味方か!?逃亡者・渡辺謙にかかわる多彩な人物を演じるのは圧巻のキャストたち

 渡辺謙演じる《逃亡者・加倉井一樹》にさまざまな角度からかかわるのは、重厚感あふれる演技のエキスパートたち。事件の犠牲者となる加倉井の妻・陽子を演じるのは、夏川結衣。長く連れ添う間にいつしかすれ違ってしまったものの、心の底では夫を愛し、支え続けてきた控えめな妻・陽子を、夏川が繊細に表現。また、逃走中、加倉井に手を差し伸べる美しき後輩医師・松崎美里を稲森いずみが演じる。美里が加倉井を助けるのは単なる尊敬からなのか、それとも…!? 優秀な医師としての顔と、その内に秘めたひとりの女性としての葛藤を、稲森が見事に浮かび上がらせていく。

 さらに、加倉井の親友でもある医師・宮島光彦に杉本哲太、同期の医師・石森卓に村田雄浩が決定。硬軟いずれも巧みにこなす名バイプレーヤー2人が、それぞれの存在感を最大限に発揮する。そして忘れてはならないのが、逃亡中の加倉井の窮地を救う“謎の女”米本花江を演じる余貴美子。ワケあって警察を嫌う花江は、“ある打算”から加倉井をかくまうが、彼女は敵なのか、味方なのか…!?そして加倉井との邂逅は、彼女の悲しい人生に何をもたらすのか…!?

豊川悦司率いる追跡チームは、タフで優秀な精鋭ぞろい

 また、豊川悦司ふんする《追跡者・保坂正巳》率いる“警視庁特別広域捜査班”のメンバーにも個性豊かな精鋭メンバーが名を連ねている。『M 愛すべき人がいて』での熱演も記憶に新しい三浦翔平が、FBI帰りの若きキャリア捜査官・鴨井航をスタイリッシュに体現。『特捜9』ではクールビューティーな監察医でおなじみの原沙知絵はメンバーの中で唯一、保坂の過去を知る柏木弥生を颯爽と演じる。

 さらに、元競泳日本代表で劇団四季でも活躍した藤本隆宏、演劇の衣装デザイナーとしても活躍している岩男海史ら、異色の経歴を持つ新進俳優たちもチーム入り。その濃いめ(!?)なキャラクターを存分にアピールし、特別広域捜査班を鮮やかに編成、アクションにも果敢に挑んでいく。このほか、宇梶剛士、火野正平、篠井英介ら百戦錬磨のベテラン俳優たちが贅沢に顔をそろえており、彼らの演技合戦と波乱の展開が相まって、まさに息をのむシーンの連続。自らの手で真実を暴くため壮絶な逃亡劇を繰り広げる加倉井と、彼を追う冷徹な捜査官・保坂。加倉井は保坂の執念と、特別広域捜査班が繰り出す最新科学捜査に勝つことができるのか。

 また、このドラマスペシャル『逃亡者』は、テレビ朝日・ABEMA・TELASA共同プロジェクトとして、豊川演じる保坂をはじめとする“追う刑事”たちにスポットを当てたスペシャルコンテンツを、『ABEMA』で独占配信する。

あらすじ

 都内の高級住宅街で、凄惨な殺人事件が発生した。殺害されたのは、大学病院勤務のエリート外科医・加倉井一樹(渡辺謙)の妻・陽子(夏川結衣)。その夜、加倉井は陽子を連れ、大学時代の同期、宮島光彦(杉本哲太)や石森卓(村田雄浩)らと恩師・沢村八郎(山本學)のパーティーに出席したのだが、緊急オペの要請が入ったため、陽子は先に帰宅。執刀を終えた加倉井が深夜、家に戻ったところ、1階で家政婦の女性が、そして2階の寝室で陽子がナイフで胸を刺されて絶命していたのだ…。

 思いもよらぬ出来事にがく然とする加倉井は、現場から逃げる男を発見。階段で格闘となり、頭部を殴打されて気絶してしまった。だが、警視庁捜査一課刑事・浅野和志(篠井英介)らは加倉井が2人を殺害して逃走を図った挙げ句、階段を踏み外して気を失ったものと断定。もみあった際、犯人の左腕が義手であることに気づいた加倉井は「義手の男を見つけてくれ」と訴えるものの、現場には侵入者の痕跡は何ひとつ残されておらず、結局、加倉井の主張はかき消され、逮捕されたのち、死刑判決が下された。

 絶望の底に突き落とされたまま、加倉井は東京から名古屋の拘置所へ移送されることとなった。ところが、同じく移送バスに乗っていた爆弾テロ事件の首謀者・嶋岡正彦(天野慶久)の仲間らが、山中で護送車を襲撃。横転し炎上した車内から危機一髪、逃げ出した加倉井は決断を迫られた。ここに残るか、それとも――!? 陽子の顔が頭に浮かんだ次の瞬間、加倉井は深い森の中へと姿を消していた――。

 まもなく、襲撃現場に結成されたばかりの特別広域捜査班が到着した。班長・保坂正巳(豊川悦司)は、鴨井航(三浦翔平)、柏木弥生(原沙知絵)ら部下を震撼させるほどの強硬手段で嶋岡らテロ集団を制圧。次は加倉井をターゲットに見据え、彼の行方を追いはじめる。そのころ、加倉井は脱走時に負った腹部の傷の痛みに耐えながら、逃亡者として旅をはじめていた…。

 ドラマ『逃亡者』は2020年12月5日(土)、6日(日)2夜連続放送決定。

ハリソン・フォード×トミー・リー・ジョーンズ、映画版『逃亡者』
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世界的大ヒット『24』を豪華俳優陣で日本版リメイク
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