将棋の棋王戦挑戦者決定トーナメントの準決勝が11月9日に行われ、永瀬拓矢王座(28)と広瀬章人八段(33)が午前10時から対局を開始した。勝者は糸谷哲郎八段(32)が待つ決勝に進出する。両者の過去の対戦成績は、永瀬王座の4勝1敗。
永瀬王座は、2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:2期)、順位戦B級1組。タイトルは叡王1期、王座2期の計3期で、棋戦優勝は2回。2020年度はハードスケジュールの中でも高勝率を誇っており、41局、29勝(いずれも公表分)は全棋士トップの成績だ。
広瀬八段は、2005年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:3期)、順位戦A級(A級:7期)。タイトルは竜王1期、王位1期の計2期。棋戦優勝は新人王戦で1回。将棋大賞では敢闘賞、名局賞などを獲得。各棋戦の上位で戦うトップ棋士の一人だ。
棋王戦は挑決トーナメントの優勝者が、挑戦者決定二番勝負に進出。1勝すれば挑戦権を得る。ベスト4以上で敗れた棋士は敗者復活戦にまわり、ここを勝ち抜けた棋士も挑決二番勝負へ。2連勝すれば挑戦権獲得となる。
本局の持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は広瀬八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)