叡王戦段位別予選(九段戦)が11月10日に行われ、佐藤康光九段(51)と島朗九段(57)が午前10時から対局を開始した。
佐藤九段は、1987年3月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:26期)、順位戦A級(A級以上:24期)。永世称号を持つ棋聖6期をはじめ、タイトル通算13期。棋戦優勝も12回を誇る。現在は、日本将棋連盟の会長も務めている。
島九段は、1980年9月に四段昇段。竜王戦4組(1組以上:12期)、順位戦C級1組(A級:9期)。竜王で1期、タイトル経験があるほか、棋戦優勝は3回。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する九段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
通常、対局時はスーツ姿が多い中、佐藤九段は新スポンサーへの敬意からか、タイトル戦などで着用する和服で登場。さらに初手の前にチョコレートを1粒口に放り込んだ。
持ち時間は各1時間で、振り駒の結果、先手は佐藤九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)