叡王戦段位別予選(八段戦)が11月19日に行われ、阿久津主税八段(38)が中田宏樹八段(56)に94手で勝利、初戦を突破した。
過去7勝7敗と互角だった両者の対局は、横歩取りから進行。阿久津八段が、8筋にいた飛車を4筋に展開し中田陣攻略の糸口を探ると、中田玉の不安定さを突いて飛車交換から一気の攻め。リードを保ち続けると、自玉は手を付けられないまま押し切る快勝となった。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する八段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)