将棋の叡王戦段位別予選（五段戦）が11月20日に行われ、高野智史五段（27）が伊藤真吾五段（38）に勝利した。高野五段は午後2時から、上村亘五段（33）と対戦する。
角換わりの出だしから始まった一局は、駒組みを終えて中盤に入ったところでは伊藤五段ペース。その後、一進一退の攻防を繰り広げると、終盤の攻め合いに入ったところでは伊藤五段が完全に抜け出していた。ところが最終盤、寄せのところで隙が見えたか、一気に形勢は高野五段に。この好機を高野五段も逃さず、伊藤玉をあっという間に寄せ切った。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。21人が参加する五段戦は優勝者の1人だけが本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
