将棋の朝日杯将棋オープン戦二次予選が11月26日に行われ、野月浩貴八段(47)が丸山忠久九段(50)に89手で勝利した。
先手の野月八段が矢倉、後手の丸山九段が左美濃の相居飛車で始まった一局は、中盤にかけて丸山九段に踏み込みを許した野月八段が劣勢になったが、じりじりと挽回。終盤の入り口では五分に戻した。一瞬、丸山九段の攻めが緩んだと見えたところで、形勢は一気に野月八段に。その後は確実にリードを広げ、そのまま勝ち切った。
野月八段は次局、羽生善治九段(50)と八代弥七段(26)との勝者と対戦、勝利すれば本戦出場が決まる。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太二冠が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)