「ゾンビになったミンクが追いかけてくるぞ」 埋められた死体が地上に姿を現す“怪現象” デンマーク
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 檻の中からつぶらな瞳で、こちらを見つめるミンク。このかわいいミンクが今、デンマーク中をとある怪現象で騒がせている。

 世界最大のミンクの産地としても知られるデンマークでは、ミンクからヒトへ、突然変異した新型コロナウイルスの感染が起きていた。それを受け、政府は国内すべての農場のミンク約1700万匹を殺処分すると発表。殺処分されたミンクは、土の中へと埋められていた。

【映像】デンマークのミンク(2:22~)

 しかし、地元デンマークメディアによると、殺処分後に埋められた大量のミンクの死体が地上に姿を現す「怪現象」が起きているという。殺処分されたミンクは軍事施設のそばに埋められ、1mほどの土がかぶせられていたが、土の下からミンクの死骸が出てきてしまったというのだ。ソーシャルメディアでは「逃げろ、ゾンビになったミンクが追いかけてくるぞ」という声も。

 また、管理地は湖に近く、地元では飲料水への影響も懸念されている。デンマーク政府は怪現象について「一時的な問題だ」とし、人が近づかないように24時間態勢で監視。近くフェンスを設置するという。

 そもそもウイルスが変異するとどういった危険があるのか。遺伝子解析ベンチャービジネスを展開するジーンクエスト代表取締役の高橋祥子氏は「ウイルスは不安定で、配列は常に変わっていくもの。例えば、配列が変わることで、弱毒化したり強くなったり、感染力が強くなったり弱くなったりすることはある。変異自体が危険というよりは、変異によって機能も変わっていくので、それがどのような影響を与えるのかがわからないというところがある」と話す。

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 一方で、新型コロナウイルスのワクチン開発では、変異を織り込んで開発されているものもあるそうで、「最近開発されているRNAワクチンは、ウイルスの配列に合わせて合成している。変異したウイルスが現れたとしても、その変異に合わせてワクチンを作ることができる仕組みになっている」とした。

ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

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