新型コロナ流行の影響で、外食する機会が減り、需要が増えているデリバリーサービス。Twitterでは、そんなデリバリーサービスでピザを届けた“ある男性”の行動が話題になっている。
ある日、自宅にピザのデリバリーを頼んだ投稿主のやや凪ピ(@gi_gi_87)さん。ピザを受け取ったやや凪ピさんが食事をしていると、「ピザ届けて帰ってったはずの宅配の兄ちゃんが血相変えて助けを求めて来た」という。
車のタイヤが側溝にはまって動けないピザ屋の店員男性を手伝ったところ、後日やや凪ピさんの元に男性から直筆の手紙が届いた。手紙には「すぐに駆けつけ、泥まみれのタオルなど持ち上げ、細かく指示を仰いでくださったこと、本当に胸が熱くなりました」「私も困っている人がいたらすぐに助けようと思いました」と感謝の言葉が並び、最後には「この度はお騒がせしてすみませんでした」「本当にありがとうございました」と改めてお礼がつづられていた。
【映像】字が美しい…! ピザ屋店員さんが書いた直筆の手紙(全文)
この手紙に、やや凪ピさんも「若い子もこんな時に手紙を書くんやな。素敵やん」と感激。自身のTwitterに写真付きで投稿すると「こういうネット社会だからこそ直筆の手紙ってうれしくなりますよね」「世の中捨てたもんじゃないですよね」「すごく字がきれいでびっくりしました」「絶対ピザもおいしいんだろうなぁって思いました」などの声が殺到。およそ13万超の“いいね”の大反響を呼んでいる。(※数字は11月27日13時のデータ)
ニュース番組「ABEMAヒルズ」が投稿主のやや凪ピさんを取材すると「自宅の周りに家はポツポツありますが、少し田舎というのと、21時だったので届けてすぐの私の家が声を掛けやすかったのだと思います。助けている途中で近所の人たちが4人くらい出てきて一緒に手伝ってくれました」とコメント。手紙については「とてもうれしかったです」といい、「若者はLINEとYouTubeで構成されているという偏見が覆りました」と語った。
さらに、同番組では実際にやや凪ピさんが助けたアルバイト男性も取材。男性が働いている宅配ピザ「AOKI’S PIZZZA(アオキーズ・ピザ)」の岡崎店を直撃取材すると、なんと手紙を書いた本人と話すことができた。
男性は手紙の内容がTwitterで話題になっていることを知らず、「そんなに話題になっているんですか!?」と驚き。男性は20歳の大学生で「お礼を手紙にしたのはお店の方針などではなく、手紙を書くことが好きだったことと、知っている情報が住所しかなかったからです」とコメント。また、字については「習字などは習っていないです。ただ文字をきれいに書くようには意識しました」と教えてくれた。その後、やや凪ピさんとアルバイト男性は電話で会話できたという。
(ABEMA/「ABEMAヒルズ」より)
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