謎が深まるばかりの前半クールが終了「リゼロ」2nd season、ナツキ・スバル役小林裕介「心の苦痛がすごく強い死に戻りが多かった」
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 多くの謎を残したまま終了したTVアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」(以下、リゼロ)2nd seasonの前半クール。スバルがまたも幾多の死を経験するにも関わらず、レムは世界から存在を消された上に眠り続け、エミリアも聖域での試練に苦しみ続ける。さらにベアトリスの過去、ロズワールの思惑が明かされ、強欲の魔女・エキドナなどの魔女たちも登場しつつも、事態はまだ好転しないという、視聴者にとっても“試練”が続くクールとなった。主人公のナツキ・スバル役を演じる声優・小林裕介も「何一つ乗り越えることなく、ここまで来てしまった」という26話から38話(2nd season 1~13話)を、本人の言葉で振り返った。

【動画】深まる謎をもう一度「Re:ゼロから始める異世界生活」2ndシーズン

-多くの伏線、謎を残したまま前半クールが終わりました。周囲の反応、ご自身の手応えなどはいかがでしたか。

 小林裕介(以下、小林)

 一番緊張したのは、26話を録った時ですね。そこからどんどん勘をみんなで取り戻しつつ、走り抜けたなという感覚がありました。ただ、今回のクールはスバルが何一つ乗り越えることなく前半が終了しましたし、セーブポイントも変わっていないので、手応えとしては、ちょっと難しいところなんです。感動するシーンもありましたが、むしろそれを越える謎だったり、絶望だったりが、より濃く出た前半クールだったので、この先をやって初めて手応えを感じられるのかなと思います。

 僕自身も、見てくれている方と同じく、正直もやもやした状態ではあったんです。だから周りの人に、「見ていて難しくない?」と質問をしたこともありますが、「2期もすごくおもしろい! むちゃくちゃ難しいから何回も見返している」ということを言ってくださっていた方もいて、そういう風に楽しんでくれているんだという実感を、いろいろな方から聞けました。

 アニメは、原作の内容をすべて描ききることができないところもありますよね。特にリゼロだと、わかってもらえるか心配なところもあったんです。ただ、そういう不安が払拭されてからは、アフレコもより前向きに出来るようになりました。

謎が深まるばかりの前半クールが終了「リゼロ」2nd season、ナツキ・スバル役小林裕介「心の苦痛がすごく強い死に戻りが多かった」

-謎、伏線が難しすぎるという不安があったということでしょうか。

 小林

 僕らも演じる上で、アニメで描かれなかった部分があると後々の芝居も変わってくるというところもありましたし、原作を読んでいない方からすれば、さらに置いていかれてしまうんじゃないかなと思うこともありましたが、アニメを何度も見返して伏線を確認したり、小説を読んでさらに情報を補完してくださったりする方が多いな、と感じる、そんな放映期間でした。

-先程、ご自身からもありましたが、スバルとして何も乗り越えられないクールで、小林さんのメンタルはいかがでしたか。

 小林

 1期と同じように他のキャストさんや、スタッフさんからの労いがあったので、それで心は保てていました。それに今回から新しく「アフレコアフタートーク」というものを毎回やらせていただきました。特にリゼロという作品は、演じた後に話したい欲求がすごく出てきちゃうので、そういう場を与えてもらえたことで、僕自身のアフレコ後のもやもやを発散することはできたなと思います。

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-2期は13話分で計6回の「死に戻り」がありました。

 小林

 単純計算だと2話に1回、死んでいるんですよね(苦笑)今回、多兎(おおうさぎ)に食われる時以外では、あまり痛がってないんですよ。自分で喉を貫いたり、気づいたら殺されたり。闇の中の自害もひと刺しだし。痛みというよりも、心の面の苦痛がすごく強い死に戻り回が多かったなと思います。

 特に26話冒頭で、死に戻りをしてもレムについては取り返しがつかない一つのパターンを見せられてしまいました。死に戻りのタイミングを一つ間違うと、似たようなことが起きるという脅迫観念が2期ではプラスされたので、どこか死に戻りを急ぐような描写もところどころあったと思います。

 32話でベア子(ベアトリス)に禁書庫に助けられた時なんかは、最たるものですよね。いつもならベア子にあそこまできつい言い方はしないのに、ぶつかって、その結果、ベア子を疑うことにもなり、精神的にはぐちゃぐちゃしていたときにエルザに殺されたので、心身ともにきつかったですね。

 この32話は、30分の中で、ベア子とやり取りした後にエルザに殺されて、死に戻った後にガーフィールに閉じ込められて、逃げ出した後にオットーと「わはは」と笑って……30分とは思えないくらいカロリーの高い感情変化があって、総合的にきつかったですね。

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-ベアトリスとの関係、やりとりは1期から大きく変わりました。

 小林

 作中でスバルがベアトリスに会うのは、17話以来なんですよね。エミリアを死なせてしまった時、ベアトリスが「つらいのも悲しいのもいやだ」と悲しい顔をしたまま、1期はその後も会わず、2期で久々の再会でした。その後のループのことは、もちろんベアトリスは知らないわけですが、スバルとしてもちょっと気まずくて、今までどおりには接せられないだろうなという気持ちで挑みました。そういうのを感じて、ベアトリスも冒頭から鋭い切り返しをしてきました。腹の探り合いという意味では、ロズワールと同じくらいやっていたかなと思います。

 今回、ベアトリスから提示された(36話=死の味)ものの中に、ベアトリスを1番にしてほしい、そうでなければ殺してほしいという、究極の二択を迫られました。ただ、スバルは1番がエミリア、2番がレムと心に決めているし、そこにウソはつけないだろうから、この時点でどうしようもないんですよね。正直「詰んでるな」と思うんです。ここをどう打開するのかは、本当に気になるところですね。

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-最後にファンの方に、メッセージをお願いします。

 小林

 みなさんは、もやもやしかない状態で前半クールの最終回をご覧になったと思います。2期は非常に難しいストーリーになっています。もう1周してもらえれば、だいぶわかってくるし、さらにもう1周してもらえれば、ようやく後半クールに臨む状態になれると思います。後半は解決編になっていくと思いまので、今まで散りばめられた伏線をしっかり確認しておけば楽しみは倍増のはずです。放送がお休みの期間も、コラボなどいろいろやっていますので、この空白期間も、様々な形でリゼロに触れていただければ嬉しいです。

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

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