1960年代にテレビシリーズとして世界を席巻し、その後、1993年にハリソン・フォード×トミー・リー・ジョーンズのタッグで映画化され、世界中で大ヒットした不朽の名作を新たにドラマ化。テレビ朝日開局60周年記念ドラマスペシャル『逃亡者』として、渡辺謙×豊川悦司の新たなタッグで12月5日と6日、2夜連続で放送される。
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現代の日本に舞台を移して、妻殺しの容疑をかけられたエリート外科医・加倉井一樹（渡辺謙）が無実を証明するために逃亡を繰り広げる。そんな彼を警視庁特別広域捜査班班長・保坂正巳（豊川悦司）が執拗に追い詰めていく。最新科学捜査を織り込んだスリリングな追跡劇や真犯人探しの謎解き、そして追う者VS追われる者が織りなす人間ドラマが見ものだ。
ABEMA では、この『逃亡者』の配信オリジナルストーリー『特別広域追跡班～ヒトリヨガリの科学捜査官～』を放送後に配信。逃亡者・加倉井を追う保坂率いる警視庁特別広域捜査班の刑事たちにスポットを当てたスペシャルコンテンツだ。主人公はFBI帰りのエリート捜査官、鴨井航。演じるのは、『M 愛すべき人がいて』での熱演がまだ記憶に新しい三浦翔平。さまざまな話題作に出演してきた三浦に、本編『逃亡者』、そしてスピンオフドラマについて聞いた。
「世界中で大ヒットしたハリウッド映画を現代日本に舞台を移してドラマ化すると聞いて、オファーを受けたときから興味が湧いていました。ドラマとはいえ、題材が題材だけにスケールがが大きい。それにご一緒するキャストの方たちは、豊川さん以外は初めましての方たちばかりで、とても新鮮に感じられました。同時に、渡辺謙さん、そして豊川悦司さんら先輩たちとの撮影は緊張感があるものになるだろうなと思いました」と振り返る。
三浦演じる鴨井は、アメリカ連邦捜査局ことFBIで研修を受け、帰国したばかりというキャラクター。「鴨井はプロファイリングや科学捜査に精通していて、ドローンを使うなどガジェット的(機械的)な能力に長けています。仕事ができる役柄なので本編では淡々と演じています。スピンオフではややコメディタッチになるなど本編との違いはありますが、あくまでも本編を楽しむものとして観て欲しいです」と話す。
これまで犯罪捜査ドラマで警察官や刑事も数々演じてきた三浦。だが、本作は本編、スピンオフともに、現場でよりスリリングなシーンにするためセリフはもちろん動きも変わることが多いらしい。「立ち位置やカメラ位置を、豊川さん含めてみんなで監督と話し合いながら進めています。その場その場での適応力がないとついていけない」と明かす。「とにかく大変なのがセリフです。とくに、僕が演じる鴨井の場合、専門用語も多いので覚えるのが難しくて。スピンオフではもうイジメじゃないかと思うぐらいですよ（笑）」と笑顔を見せた。
と言いながらも、特別広域捜査班の一室での撮影シーンを覗くと、キリッとした表情で鴨井になりきり、FBI仕込みの捜査方法を語る三浦。そこに現れた豊川演じる保坂と意見を対立させていた。「豊川さんとの共演は久しぶりなんです。今回はすごくハードボイルドな役柄で、本当にカッコいいです」と三浦。最後に「壮大なスケールで描く2夜連続の本編と、スピンオフ。ぜひ楽しみにしてください」と締めくくった。
テキスト・取材：前田かおり
撮影：You Ishii
テレビ朝日開局60周年2夜連続ドラマスペシャル『逃亡者』
ドラマ『逃亡者』はテレビ朝日系にて2020年12月5日（土）、6日（日）2夜連続よる9時より放送。またABEMAでは、『逃亡者』の配信オリジナルストーリーとして、2020年12月6日（日）夜10時55分より三浦翔平主演の「特別広域追跡班 ～ヒトリヨガリの科学捜査官～」前後編を同時配信する。
『特別広域追跡班～ヒトリヨガリの科学捜査官～』
＜前編あらすじ＞
FBIの研修から帰国した鴨井航（三浦翔平）は、新設された“特別広域捜査班”に配属される。メンバーの中には、警察大学校時代の教官・柏木弥生（原沙知絵）の姿もあった。そんなとき、緊急の臨場指令が下る。死刑囚たちを移送するバスが襲われ、妻殺しの医師・加倉井一樹（渡辺謙）らが逃亡したのだ。鴨井は科学捜査を駆使して合理的に加倉井を追うべきと主張するが、班長・保坂正巳（豊川悦司）にことごとく却下され…!? 逃亡者を追って山に入った鴨井は、怪しい男（平泉成）に出会う。
＜後編あらすじ＞
科学捜査で導き出した逃走予測を外し、班長・保坂正巳（豊川悦司）から「捜査は遊びじゃない」と一喝された鴨井航（三浦翔平）は、うまくいかない自分に苛立つばかり。そんなとき、一向に居場所のつかめなかった加倉井一樹（渡辺謙）の足取りがようやく判明。加倉井の行動にはどんな理由があるのか。その謎を探るため、鴨井はひとりの男（津田寛治）の聞き込みに向かうが…!?
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