ヒトはどうやって日本列島にたどり着いたのか 祖先の“大航海”を360度で仮想体験へ
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 ヒトはどうやって日本列島にたどり着いたのか。

 3万年前に日本人の祖先が、どのようにしてユーラシア大陸から日本列島にわたったのかを確かめる壮大な実験、「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」。実際に去年、40歳から64歳の男女5人が、台湾から沖縄県与那国島までの200kmを手作りの丸木舟で航海した。

【映像】日本上陸“3万年前の大航海”を再現

 祖先の体験に近づけたい――。その思いから、杉の大木を石の斧で削って丸木舟を作り、地図やコンパス、もちろんスマホも持たずに出発。一度も漕ぎ手を交代することなく、全員で46時間、不眠不休でこぎ続けたという。

ヒトはどうやって日本列島にたどり着いたのか 祖先の“大航海”を360度で仮想体験へ
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 世界最大の海流・黒潮の流れる琉球列島への進出。当時の人類が成し遂げた中で、最も難しい航海だったと考えられているそうだ。

 去年航海した丸木舟の先端には、360度撮影できるカメラが付けられていた。そして30日、大海原を越える様子を記録した映像が公開された。

ヒトはどうやって日本列島にたどり着いたのか 祖先の“大航海”を360度で仮想体験へ
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 国立科学博物館(東京・台東区)の特殊な劇場では、360度全方位でこの映像を見ることができる。乗組員の目線、つまり日本にやってきたと考えられる祖先と同じ目線を体験できるという。「出発から2時間。黒潮に突入したみたい。船は斜めに進んでしまいます」「夕方が近づいて海が荒れてきました。みなさん、転覆しないよう集中していきましょう」というナレーションも。

 12月1日から一般公開が始まる、この映像。国立科学博物館の入館には、ホームページでの事前予約が必要だということだ。

ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

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