世界規模で人気を集め、日本でも盛り上がりを見せる「eスポーツ」。日本野球機構とコナミデジタルエンタテインメントが共同開催する「eBASEBALL プロリーグ」があす開幕する。
このリーグでは、1994年の発売以来、長年にわたり愛され続けている人気ゲーム『実況パワフルプロ野球』シリーズが使用される。プレイステーション4やニンテンドースイッチ版で、高校生以上を対象に行われる予選、そして、プロテストやドラフト会議を経て選ばれたプロのプレイヤーたちが、実際のプロ野球と同様にセ・リーグとパ・リーグに分かれ、日本一の座をかけて争う。
毎年プロ野球のオフシーズンに開催されているが、3年目となる今年はコロナの影響でプロ野球の開幕が遅れ、eBASEBALLの運営方法も例年と異なる形に。コナミデジタルエンタテインメント・eBASEBALL プロリーグPR担当の戸部浩史さんは「新しい日常というか、接触が難しい状況なので。予選をやって、面接をして、ドラフト会議をしてそれぞれのチームに所属していくという段取りを、去年までは実際に選手に集まってもらっていましたが、今年はそのあたりをオンラインでしたことが大きく違うと思います。あとは日程。(例年では)日本シリーズが終わってから開幕するが、今年は日程がかなり後ろに倒れたので、eBASEBALLも日程を短期集中型、圧縮してやる形になっています」と話す。
今月はeペナントレースやe交流戦が行われ、来年1月にはeクライマックスシリーズを経て、e日本シリーズが行われる予定だという。日本野球機構・事業推進部主任の酒本昇尚さんは「我々がeBASEBALLに取り組んでいる目的は野球振興。ここから野球に興味を持ってもらって、プロ野球を見に来ていただいたり、野球を実際に始めよう、見ようという方が増えてくれば嬉しいなと思っています」と語った。
パワフルな熱戦の模様は、YouTubeの公式チャンネルやパリーグTVなどで配信されるということだ。
(ABEMA/『ABEMA Morning』より)