封じ手直前に1時間超の長考合戦 豊島将之竜王 対 羽生善治九段 形勢互角で1日目終了/将棋・竜王戦七番勝負
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 将棋の竜王戦七番勝負第5局が12月5日に神奈川県足柄下郡「ホテル花月園」で行われ、豊島将之竜王(叡王、30)と羽生善治九段(50)が対局、45手目を羽生九段が封じ手とし、1日目を終了した。2日目は翌6日の午前9時ごろに封じ手が開封され、豊島竜王の手番から再開する。

【中継】豊島竜王、勝てば初防衛!羽生九段、踏ん張るか 竜王戦第5局

 豊島竜王が勝てば自身初防衛、羽生九段は負ければ2年ぶりのタイトル戦ながらタイトル100期の大記録を逃す、という一局になったが出だしは豊島竜王が雁木、羽生九段が矢倉に構えた。研究形でもあったのか、対局から3時間後の昼食休憩までに37手目まで進行したが、休憩明けから午後6時の封じ手までは、わずか7手しか進まない長考合戦に。封じ手前の44手目に豊島竜王が93分かければ、羽生九段も封じ手の45手目には68分かけた。形勢は互角だが、序盤から中盤になるところでじっくりと考えたい局面のようだ。

 今シリーズは第1局を豊島竜王、第2局を羽生九段が勝利すると、第3局、第4局と豊島竜王が連勝。初防衛に王手をかけた。第3局の後には、羽生九段が無菌性髄膜炎で入院。第4局が延期にもなったが、現在では体調も回復し、対局に臨んでいる。通算の対戦成績では豊島竜王が20勝、羽生九段が18勝とほぼ互角。両者の対決においては、後手番が25勝13敗と大きく勝ち越すデータが残っているが、本局はどうか。

 本局の持ち時間は各8時間の2日制で、先手は羽生九段。ABEMAはこの対局を終了まで生放送する。

【封じ手時の残り持ち時間】

豊島将之竜王 4時間26分(3時間34分) 羽生善治九段 3時間57分(4時間3分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)

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