『ラストアイドル ~ラスアイ、よろしく!~』(テレビ朝日系・金曜深夜1時20分~ ※一部地域を除く)の中で、遂に殺陣(たて)プロジェクトが終幕。最後に指導者である田渕景也氏にフォーカスを当てた企画が展開された。
【映像】「もうこいつらダメだ」指導者・田渕景也、激怒の理由…非選抜vs選抜メンバー(9分20秒頃~)
田渕氏がラスアイに教えたのは命のやり取りを彷彿とさせる超本格的な殺陣。しかし、メンバー18人全員がほぼ素人のところからプロジェクトは動き出した。
4カ月に及んだ同プロジェクトの練習初日は7月のこと。その際のことを田渕氏のマネージャーである藤田けん氏は「最初から全員の名前を覚えてきていて、若手が覚えてなかったのを『なんで覚えてねぇんだ! お前仕事する気ねぇな!』と怒ってましたからね。最初から本気でやってましたよ」と証言した。
最初から田渕氏が1番大事にしていたことはそれぞれの“戦うことのエネルギー”を引き出すこと。「そのパワーを彼女たちが一体どこまで引き出せるのかなっていうのを、個人個人見ていってあげたいなと思います」とコメントしていたが、基本的に練習では目先の技術よりも大切なエネルギーをラスアイメンバーに注入していった。
初回の6時間に及ぶ練習を終え、田渕氏は「久しぶりにちょっと疲れました。人のエネルギーのやり取りをバチバチに6時間にわたり真剣に教えると、相当な分を与えていくことになるから、今日は本当にグッタリしちゃいましたね」と明かしていた。
しかし、そんな田渕氏の“超本気”な姿に弟子の関田安明コーチは「初日のアイドルの子たちにここまでやらすか?っていうのが最初の印象でしたね。僕らプロのやつらが来たときに教えるやつじゃんと思って。単純にやりすぎじゃね? って思いましたよ」と振り返っていた。なんと、初日にしてプロレベルの練習までステージを進めてしまっていたということだ。
そんな幕開けから激闘の115日を共に過ごし、見事殺陣プロジェクトを成功に導いた田渕氏。本番を終え、どうやら“ラスアイロス”になったようで、アクションコーチを務める鎌田栄治氏は「本番の日はマネージャーさんの車で帰っていたんですけれど、『明日から会えなくなるね』とそればかり言ってましたね。ラスアイロスみたいなのがあったんじゃないですかね」と笑顔で指摘していた。
(「ラスアイ、よろしく!」#57 より)
(C)ラストアイドル製作委員会