この夏放送され話題を呼んだ次世代K-POPアーティスト誕生の過程を描く観察型リアリティー番組『I-LAND』。この番組から誕生した7人組グローバルボーイズグループ「ENHYPEN」のデビュー記念特別番組『ENHYPEN CONNECT TO JAPAN-デビュー記念特番!-』が12月5日(土)、ABEMAにて放送された。ゲストにドランクドラゴンの塚地武雅、女優の臼田あさ美、進行役にはK-POPナビゲーターの古家正享が登場し、それぞれの推しなどENHYPENへの思いを熱く語った。
『I-LAND』の時からウォッチしていたという塚地と臼田。塚地は「(皆が)誕生したところを見て、(その子たちが実際に)デビューっていうのが感慨深い」「ここまでの展開が早い! それくらい仕上がってる子たちなんでしょうね」としみじみ。塚地と臼田は元々K-POP好きということでつながっており、『I-LAND』の時は毎週二人でオンエア時間に待機して、お互いLINEで実況しあいながら見ていたそうだ。オーディション番組の中でもかなりシビアな内容だった『I-LAND』に、古家も「最終回もキツかったです」とコメント、臼田も「胸がいたかった」と振り返っていた。
▶映像:「5話は神回」臼田あさみ、ENHYPENを生み出した『I-LAND』の魅力を大熱弁!
当初23人いた『I-LAND』の志願者の中から、最終的なグローバル視聴者投票とプロデューサーの選択によりENHYPENとしてデビューしたのは、JUNGWON(ジョンウォン)、JAY(ジェイ)、JAKE(ジェイク)、NI-KI(ニキ)、HEESEUNG(ヒスン)、SUNGHOON(ソンフン)、SUNOO(ソヌ)の7人。『I-LAND』の魅力について臼田は「自分たちで作るところ」と言い切る。「前半はトレーナーや先生がはほとんど出てこず、自分たちで振りを覚えて、自分たちでポジションを決めたり指示をしながら作り上げていくのが印象的でした。後半は(トレーナーに)教わるシーンやチェックもあるけど、それでも自分たちでそれをフィードバックして、一人に踊らせたらそれを皆で見て意見する。プレイヤーとしてだけでなく作る側の視点に立って作り上げていくのが心に残ってますね」。
一方の塚地は番組を通してメンバーたちが身も心も成長していったのが『I-LAND』の魅力だったと語る。「精神面、例えばJAYだったら、最初は自分がやりたいポジションに手をあげても全員に否定されていた。それに対してふてくされても当然なのに、そこから心も成長して、短期間で仲間を受け入れ、自分の直すべきところを直し、最後の方ではいじられキャラになっている。最初の頃の彼のイメージと変わって、すごくJAYの心の成長が見れました」と解説。また唯一日本人としてメンバー入りしたNI-KIについても、「チームワークを学んでなおかつ自分も全力で踊る。(自分だけでなく)チームを素晴らしいパフォーマンスとして見せるというところに変わっていった姿」が印象的だったと語った。
『I-LAND』の中で心に残っているシーンを聞かれた臼田は、「5話は神回」と振り返る。『I-LAND』では当初「I-LAND」と「グラウンド」の2つの建物があり、グラウンドからI-LANDに勝ち登るための下克上が毎回繰り広げられたのだが、5話ではボーカルとダンスでアイランダーとグラウンダーから精鋭の代表者が出てきて戦うというガチ対決が繰り広げられた。「JAYはアイランダーのダンス代表で選ばれたんですけど、どうしても覚えられない振りがあって。(本番までの)期限もあるし、メンバーが不安に思いメンバーチェンジを提案するんです。ちょうど自分は選ばれなかったけどずっと練習し続けていたSUNGHOONがいて、SUNGHOONはJAYができない振りができたんです。提案する側も緊張感があるし、本人たちも仲間だから簡単に自分がやるとも言いづらい……」と臼田が解説。あまりの熱弁ぶりに自ら「こんなに長く話して大丈夫ですか(笑)?」と思わず様子をうかがうシーンも。
そして結局皆で話し合って代表はソンフンに代わり、結果チームが勝つのだが、この時のことについて臼田は「もちろんSUNGHOONも素晴らしいけど、チームが勝った後に最初にSUNGHOONを抱きしめて喜んだのがJAYだったんです。自分は外されたのに、真っ先にSUNGHOONを抱いて喜ぶJAYの姿に私は感動しました。出ていない人もちゃんとチームだし仲間、っていうのがすごく感動しましたね」としみじみ振り返った。
最後に、ENHYPENの中で特に推しを聞かた塚地と臼田。臼田は「本当にすいませんが一人に絞れない……」と苦渋の表情を見せつつ、「JAYとSUNGHOONのペアですかね。(最初の)入場テストからツーショットで現れたので、すごい対照的な静と動というか、コンビで押させてください!(笑)」と二人の名前をあげた。一方、「僕はずっとNI-KI」と即答した塚地。「(彼の)成長も見れたし、韓国語も今は相当なレベルらしい。あの若さで異国の韓国でずっと暮らして、韓国の皆と一緒にやるというプレッシャーもあるだろうに……やっぱ押しちゃいますよね。ダンススキルも本当すごいと思います」とNI-KIへの熱い思いを明かしていた。