5日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、レジェンド騎手が競馬において馬の能力がいかに重要かを説く一幕があった。
この日は「レジェンド騎手藤田伸二ガチンコトーク 競馬界の真実」と題して、累計勝利数1918勝、重賞通算勝利93勝、フェアプレー賞、特別模範騎手賞など数多くの記録を打ち立てたレジェンド騎手の藤田がリモートでゲスト出演し、忖度なしのトークを展開。
藤田は「騎手はアスリートと言われがちですけど、アスリートと思っていない」と驚きの告白。レースで実際に走っているのは馬だとして「みんな『馬が7割騎手3割』みたいに言いますけど、俺に言わせたら9対1(馬が9割騎手1割)なんです」と、馬の能力がとにかく重要なのだと力説をした。
竹山が「でも太っちゃいけないし、サラブレットに乗る格好って、尋常じゃない格好で60キロぐらいの(速度で)いくじゃないですか」と騎手の負担の過酷さについて語ると、藤田は「意外に競馬学校で3年間叩きこまれてそれが当たり前になっているので、別に馬に乗っている姿勢は正直言って全然しんどくないんですよ」と解説して、竹山「そうなんだ!」とビックリ。
さらに藤田は「鐙(あぶみ)を長くして、常に馬にお尻をつけながらずっとコンタクトをとっている乗馬のほうがしんどい」と説明。レースでのお尻を上げた騎乗スタイルは疲れにくいのだそうで、名馬への騎乗は「水上スキーのようなもの」「1日12レース乗ったって誰も疲れない」とまで言い切り、スタジオを沸かせていた。