俳優の吉沢亮が8日、都内で行われた主演映画『AWAKE』(12月25日公開)の完成報告会見に共演の若葉竜也、落合モトキ、そして山田篤宏監督と参加した。
共演の若葉から「爽やかでスターな感じかな?と思っていたら、死ぬほど暗い」と指摘された吉沢は「暗いです。自分で言うのもあれですけど…」と否定せず。ただし「根は暗いけれどもふざけたり騒いだりするのは好き」と不思議な性格を明かしていた。
また、くじけそうになった時の回復方法について聞かれた吉沢は「壁をどう乗り越えていいのかわからないときは、自分をネガティブに落とし込む。そうすると、いざ蓋を開けたら何もなかったというパターンが多い」といい「やるしかない状況に自分を落とし込んでいく。そうすると意外とできることが多い」と自ら実践しているメソッドを明かした。
将棋の藤井聡太二冠の「AI超え」にちなんで今年「超えた」と思うものについて吉沢は「筋トレ超え」と返答。解説を求められると「役作りのために去年の終わりくらいから筋トレをやり始めて、細マッチョというよりは、ガタイが大きい感じになった。今は痩せましたが、腕も胸もボンッ!となっていたときがあります」と肉体改造を報告していた。
本作では、棋士になる夢を諦めた最強将棋ソフト開発者・英一役。吉沢は「将棋映画だしAIだし、難しいのかと思いきや、ド直球のエンタメです。爽快感のある青春ストーリーで本当に面白い。いい作品が出来て、それに参加できたのは嬉しい。すごく好きな作品」と手応えを得ていた。
テキスト・写真:石井隼人