IT大手のGoogleが感染者数を予測したグラフを提供、日本でも西村経済再生担当大臣は感染予測や飛沫感染のシミュレーションに用いると発言するなど、新型コロナウイルス対策でも存在感を見せているAI技術。それらを扱うAIエンジニアの求人も増加、資格検定試験を提供するサーティファイ社では、今年4月から「AI検定」をスタートさせている。

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 では、どうすればAIエンジニアになれるのだろうか。シリコンバレーなどで活動した経験もあるAIエンジニアの石井大輔氏は、AIや機械学習にまつわるコミュニティ「Taem AI」を2016年に立ち上げ、勉強会を実施。これまでに国内外から8000人以上が参加してきたという。

 勉強会の様子を覗いてみると、参加者同士が読んだ論文などについて意見を交わしていた。「インターネット上の学会のページなどに色々な論文が公開されているので、それらを読み合わせることに価値がある」と石井氏。日進月歩で技術が進化していくAI業界では、学者や研究者、企業がそれぞれに新しいアイデアを見つけ、発表しているのだ。優秀なAIエンジニアになるためには、それらの様々な最新情報に触れ、日々吸収していく姿勢が求められるという。「一般的なコミュニティメンバーだと、初めての方は12カ月~24カ月後にAIエンジニアとして就職できるという方が多いと思う」。

 参加者は「こんなことまでできるのかということが、どんどんできていることだと思う」「宇宙と一緒で未開地。未開のこともたくさんあって研究の価値がある。人類のロマンだと思っている」と話していた。

 石井氏とも交流のある齊藤弘篤氏は、AI技術の中でも、主に機械学習を勉強している。「食料生産に興味がある。農業、畜産、漁業、林業。一次産業全般にAIを活用することで、より効率化ができないか。そうすることによって、この国の食べ物をもっともっと自分たちで作れるようになれるのではないか。そういうこともあって、この世界に飛び込んだ」。

 今年に入ってプログラミングの学習をスタートさせたばかりの齊藤氏。「最初は独学で始めたが、やはり基礎的なところをおろそかにしたくなかったので、専門のスクールに通ってそこで基礎だけをしっかり固めた。今、やっとスタート地点に立ったかなという感覚がある。やはり線形代数をさらに発展させたものなど、論文で数学の理論が出てくるので、それもどんどん追いかけていかない。数学がある程度は好きじゃないと辛いかなというところはある」と話す。石井氏は「彼の場合は実直さと元自衛官というスキルを活かし、25分間勉強して5分間休憩するという“ポモドーロ・テクニック”を1日12クールくらいやっている。そのストイックさと精神的な強靭さで、かなり成功される可能性が高いと思った」と太鼓判を押した。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

コロナ禍で大活躍のAIエンジニアはそもそもどのような仕事?
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