今年いっぱいでサポートが終了する「Adobe Flash」をテーマにした動画が話題になっている。ひとつの時代の終わりを感じさせる動画に、インターネット上では様々な思いが寄せられている。
サントリー「クラフトボス」が作成したウェブ動画。主人公は32歳のクリエーターの男性。Flashのサポート終了のニュースをきっかけに、2002年の中学生時代にフラッシュバックする。
当時の若者が夢中になったフラッシュ作品たち。文字と静止画が中心だったインターネットの世界に音と動きをもたらし、「Flash職人」と呼ばれるクリエーターが次々と生まれた。
「誰かの作ったフラッシュに励まされた日があった」
ナレーターは「ペリー」の声でおなじみ、宮崎吐夢さん。匿名掲示板に貼られた「h」抜きのURLなど、当時のネット文化を知る人には懐かしい演出がちりばめられている。
テキストサイトや前略プロフ、mixi、ブログ、ニコニコ動画にYouTubeなど、次々と生まれてきたネットコンテンツ。Flashは終わりを迎えるものの、そこで生まれたクリエーター魂は新たなコンテンツへと受け継がれていき、そうした”新しい創作“を後押ししたいというメッセージが、動画には込められている。
ネット上では、「Flash動画は直撃世代だったから何もかも懐かしい」「エモすぎるし、作り手の愛がすごい。昔のコンテンツに傾倒するだけでなく、今へのリスペクトも感じる」など、当時を懐かしむ声が相次いでいる。
Flashを開発したAdobeではなく、サントリーが動画を制作したことにも称賛の声があがったが、Adobeも最終アップデートで「Webコンテンツの進化にFlashが重要な役割を担ってきたことを誇りに思います。デジタルエクスペリエンスの次の時代をリードするのを支援できることを楽しみにしています」とユーザーへの感謝を伝えている。
この話題について、フリーアナウンサーの柴田阿弥も「動画では2002年の中学生時代にフラッシュバックするという話で、私は小学3、4年生の時。ちょうどパソコンに触れだした頃にすごく見ていて、2ちゃんねる全盛の『モナー』とか懐かしい。『中3女子だけど質問ある?』みたいなスレッドに『絶対嘘だろう』とか書き込んでたんです(笑)。それが高校生くらいになって、自分が(SKE48に入って)書かれる日が来るなんて思わなかった」と懐かしんだ。
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